道内有数の米どころである
JAたいせつエリア。
秋の収穫までお米作りを
教えて頂くのは
お米生産者の高橋雄二さん。
およそ15ヘクタールの田んぼで
米作りをしています。
佐々木
「ここ全部、高橋さんの田んぼですか?」
高橋さん「だいたい見えるところは!」
森崎
「すげ~!ところで今は何の作業してる?」
高橋さん
「ハウスで育てています」
森崎
「稲は田んぼに植えられる前は
どういう状態か知ってる?」
あぐりっこ
「知らない」「あんまり見たことない」
苗を見たことがないあぐりっこには
想像もつかないようです。
早速ハウスに行って見ると-
森崎
「見てごらん稲はどんな状況?」
あぐりっこ「緑色!」
森崎「これ芝生だね」
佐々木「こちらの品種は?」
高橋さん「きらら397です」
河野
「ハウスの中で何日ぐらい育てるんですか?」
高橋さん
「だいたい1か月くらいなので
もう10日後には田植えが始まります」
ハウスで大切に育てられているお米の苗。
田植え前のおよそ1ヶ月間で
種から元気な苗に成長させる
『育苗(いくびょう)』が行われます。
佐々木
「みんなはまだどう育っていくか
想像できないかもしれない…」
高橋さん
「もしよかったら抜いてみてください!」
早速1本だけ苗を抜いてみました。
マナト
「なんか種みたいのついてる」
森崎
「種もみついてるよ。これお米だよ」
ミチル
「えっ!これがお米の最初なの?」
森崎
「種もみから苗が出来てるのがわかるね!」
高橋さん
「この時期は温度と水が
一番大事なところです。
まだ朝晩は寒いので温度を保ったり
昼間だとハウスの横を少し開けて
風通しを良くして温度を下げます」
森崎
「このハウスの中にいる1か月は
本当に温度管理が大切なんですね」
高橋さん
「そうですね。苗が重要で昔の言葉で
【苗半作】というぐらい一番大事です」
農業では昔から
『苗を上手に育てることができれば、
半分は成功した様なもの』
という言い伝えがあるほど、
育苗は気が抜けない作業なんです。
森崎
「ゴールデンウィークは
家族で旅行とか…?」
高橋さん
「本当に1日だけ。
泊まりでは出かけられない」
森崎「大変だな…」
高橋さん
「天気が良いといけないので
くもりの日に出かけるです。
子どもには悪いんですけど…」
河野
「お子さんは晴れた日に出かけたいけど
曇りの日がチャンスなんですね」
森崎
「よし曇りだから出かけるぞっ!」
本当に今時期は目が離せないんですね。