あぐり王国 放送内容

2014ǯ06��07����土��
お米農家さんに種を届けるお仕事!


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お米のタネを作り続けて40年の
上野恭敬(やすのり)さんに詳しいお話を伺います。

森崎
「お米のタネを作る生産者さん?」

上野さん
あいすッ!そうです!
 お米農家さんにタネを供給する…
 分かる?分かんないか!」

森崎
「我々消費者が対象ではなくて
 お米農家さんにタネを作って渡している!」





��私たち消費者はお米農家が
タネから育てて収穫したお米を
食べていますが、
上野さんはそのお米農家へ供給するタネを
専門に栽培している方なんです。



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森崎
「普通にお米を作るのと
 お米のタネを作るのとでは
 違いはありますか?」

上野さん
「大きくはそんなに変わりませんが
 タネを供給する責任など
 いろいろと大変な部分は多くあります。
 やはり1粒から約700~1000粒(りゅう)に
 増えるんですけど…」

森崎「えっ!種もみ1粒から??」

上野さん
約700~1000粒に増えるんです」

森崎
「その1粒を作っている責任ですか?」

上野さん「そうです!」





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タネの栽培はお米農家同様に
タネを撒いて育てた苗を田んぼに移植。

そして収穫した籾(もみ)が、
タネとしてお米農家に供給されています。

栽培方法に大きな違いはありませんが、
お米農家が安心して使えるタネにする為、
様々な努力をしているんです。





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河野
「ハウスは一般のお米農家との違いはどこ?」

上野さん
「ハウスの入口に表示されている部分です」

河野
「“ゆめぴりか”“採種”“620枚”って
 書いてありますね。これは?」

上野さん
「ここに何の品種があるかを確認して
 誰もが見て分かる 
 ようにしてあります」

河野
「他にもハウスがありますがそれぞれお
 色々育てているんですね」

ハウスごとに栽培品種の名前や
タネを蒔いた日付などを明記するほか、
苗の生育をこまめに観察することも
大切な仕事です。





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上野さん
「やはりタネを作るということは
 その品種が持つ特徴を守る
 作業なんですよね」

佐々木「今の時期に大切な作業は?」

上野さん
「毎日の巡回です。
 何か違うことがないか?という確認を
 毎日1つ1つ見て回ってます」





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森崎「巡回ってどうやるの?」

上野さん
「あまりにも地味で…いいんですか?」

森崎
地味だなんてっ!
 地味だなんて思ってないよな?なあ?」

あぐりっこ「…。」





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上野さんが徹底管理しているという、
お米の苗のタネ 。
さっそく見せて頂きました!

佐々木
「苗を1つずつ見ていくんですか?」

上野さん「そうですね」

河野
「1つのタネから約700粒ものタネを作って
 農家さんに配るから、もし1つに異常があると
 約700粒も異常がある物が配られちゃう…
 だからより慎重になる感じですかね」

上野さん「慎重に慎重を重ねています」





��もしも病気や生育不良があった場合は、
その苗や稲を抜き取ったり、
タネの収穫まで全ての栽培過程で
厳重なチェックが行われます。



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ユウセイ
「病気とかが流行っちゃって
 出荷できなかった時はありますか?」

上野さん
「良い質問ですね…
 ありません!(断言)
 お米農家の方々に安心して
 使って頂けるように
 気を遣いながら育てています!」

森崎
「稲を育てている人がいるのは想像できる。
 だけどその前!稲を育てる人にタネを渡す
 上野さんみたいな人がいるんだ。
 これは今日教えてもらってよかったね!」



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