あぐりっこ
「ここだ!」「あった!これだ」
「元気だ!元気だあ~!」
多田さん「元気だったか~」
多田さん
「花が咲くまでは地上部分の成長が
進むんです。
花が散ると地中部分が育つんです!」
よくみるとクキは太くなっていました。
小さな種イモから芽を出し60センチを超える
長さに成長したジャガイモの茎。
花が咲くまでの間、
様々な栽培管理が行われていました。
佐々木
「みんなが来た時は土が真っ平だったよね?
今はどうなってる??」
マイカ
「山みたいになっている!」
森崎「そうか…この畝(うね)ってなかった?」
多田さん「平らでした」
森崎「後からこの畝を作ったってこと?」
多田さん「そうなんです」
あぐりっこ「ええ??」
土の表面に茎が顔を出しておよそ1週間後に、
畝の間の土をかき混ぜる
「中耕(ちゅうこう)」という作業を行います。
雑草を取り除いたり、
地中の通気性を高めたりします。
その後、数回にわたって
「培土(ばいど)」という作業も行い、
成長したジャガイモが土の表面に出ないよう、
畝にしっかりと土を盛ることが大切なんです。
多田さん
「ここに高さがあることによって
雨が降っても上まであがってこないし
そしたらイモが腐りずらくなる」
佐々木
「水はけをよくしているんですね」
では現時点で地中でイモがどうなっているか?
特別に多田さんが植えたジャガイモを
掘り出して頂くとすでにゴロゴロと
イモが実っていました。
あぐりっこ「1、2、3…7個ある!」
多田さん
「土を盛らないと未熟なイモが茎になって
葉っぱになるんだよね」
森崎
「放って置くと地上に出ちゃって葉っぱになる。
だから培土をして未熟なジャガイモを地中に
戻すことでジャガイモが育っていく…」
河野「おもしろいですねえ」
じゃ~ん、もんすけです。
北海道各地で沢山作られているジャガイモ。
その生産は3種類の目的別に行われているのは、
みんな知っていたかな?
まず一つは、
そのまま食べる為の生食(なましょく)用。
そして二つ目は
お菓子などに加工する為の加工用。
最後にデンプンにする為の
デンゲン用と呼ばれる種類があるんだよ。
その生食用と加工用をメインに
生産するJAようていエリアでは、
「ようていブランド」という
4品種のブランド化に取り組んでいて
北海道産の美味しいジャガイモを
全国の消費者に届けています!
目的別に作られていたり、
ブランド化に取り組んでいたり…
僕たち消費者のことを考えた生産が
行われているんだね!