あぐり王国 放送内容

2014ǯ0816土
十勝のド迫力の収穫風景とは…


畑にやってきた一行がみたのは…

森崎「あれ見てみてみて~」

佐々木
「ここで皆さんに見て頂くのは
 小麦の収穫です!」

森崎「今まさに収穫しているんだ」





ノブヒト「すご~~い」

マナト「かっこいい!」

藤尾「ザ・十勝だ」





芽室町でダイナミックに行われていたのは、
小麦の収穫作業。
畑一面を黄金色に染める小麦…
そして豪快に刈り取る巨大なコンバイン…
大規模農業を展開する
十勝の夏本番を告げる風景です。

ここからは小麦の収穫について、
生産者の高野満さんに詳しく教えて頂きます。

高野さん
「これは“きたほなみ”という品種で
 今年は早めの刈り取りになりました。
 天気にも振り回されたんですけど
 良い収穫時期を迎えられたと思います」





高野さん
「このコンバインが入っている畑は
 4.6ヘクタールの畑になります」

森崎「札幌ドームなみの…」

藤尾「ひとまわり大きいですね!」





小麦を下しにコンバインが近づいてきました。

あぐりっこ「すげ~」

佐々木「小麦が滝のように!」

高野さん
「だいたい100俵。6トン

藤尾「一回で6000キログラムだよっ」

高野さん
「このトラックには10トンぐらいを積んで
 工場の方に運んでいます」





佐々木
「ここではこの広い畑の小麦を
 スムーズに収穫するための
 画期的な収穫方法があるそうなんです…」

広大な畑で行われる十勝の農業。
芽室町が小麦の収穫で取り入れている、
画期的なシステムとは…

高野さん
「このタブレットです。子の中には
 芽室町の小麦畑の情報
 全て入っているんです。データとして!
 今まさにいる場所がこの黄色の所」

佐々木
「これは実際の畑と連動しているんです」

高野さん
「今まさに刈っている所が
 少しだけ色が変わっているんです」

森崎「うおっどうしてそうなるの?」

高野さん
コンバインにGPSの端末が付いていまして
 GPSとタブレットが連動しているんです。
 これを持つことでJAのコンバインが
 38台動いているんです」





森崎
「すげえあるっ!」

藤尾「あんな大きいの38台もあるんですか!」

高野さん
「全体で6500ヘクタールの小麦畑があるので
 コンバインをスムーズに動かすためにも
 必ず必要になってくるアイテムです」

JAめむろでは衛星画像をもとに
作成したマップデータを
タブレット端末と連動させて
小麦の生育情報を管理しています。
小麦の生育段階ごとに色分した
マップを活用することで、
収穫する畑を効率良く選定できるのは勿論、
常に最適なタイミングで収穫できるんです。

高野さん
「これで刈り順番・熟期がわかります!」

マナト
「あの大きなコンバインだけでも
 すごいと思ったのに
 タブレットと連動していて
 もっとすごいと思った!」





ハイテクな小麦の収穫作業を学んだところで
石臼を使った小麦の製粉体験!

製粉するのはコンバインで
収穫したばかりの小麦と、
製品にする為にしっかり乾燥させた
小麦の2種類。まずは乾燥させた小麦から…

マナト「なんか白い粉が出てきた!」

石臼で細かくした小麦は、
かき集めてふるいにかけると
小麦粉が出てきましたよ~。

高野さん
「これが全粒粉と言います。
 みんなが見る粉っていうのは
 小麦粉しかないですよね。
 実際は乾燥させて、ここまですり潰すと
 こういう粉になることを知って欲しかった」

ちなみに収穫したばかりの小麦は
水分が多いので粉にはならないんです。

藤尾「十勝の畑と台所が繋がったね」





収穫した小麦はトラックで
乾燥施設へと運ばれます。
そして水分量など様々なチェックを行ってから
乾燥作業へ。収穫量は芽室地区だけでも
およそ3万トン!10トントラックにすると
3000台分もの小麦が運ばれて来るんです。
北海道の小麦生産の半分近くを占めるという十勝。
改めてそのスケールが実感できますよね。



森崎
「十勝においては小麦は特別な感じがあります」

高野さん
「そうですね。十勝の中(畑作4品の小麦・
 馬鈴薯・豆類・てん菜)でも
 4割近い小麦の作付け面積があるので
 それが小麦粉になるところまでの責任と
 自信もありますし…
 その思いが消費者に伝わっていけば
 いいなと思います」

森崎
「この景色大好きだよ。そういう十勝に
 住んでるノブヒトはどう思う?」

ノブヒト
「十勝に住んでることが嬉しい!」

森崎
「そうだね。十勝だけじゃないよ。
 ここ北海道に暮らせている誇り。
 自慢がありますね!」





石臼での製粉体験のほか収穫中の
コンバインにも乗せてもらったあぐりっこ。
大規模農業を展開する
十勝の生産者の一人として、
高野さんが子供達に伝えたかった思いとは…

高野さん
「(小麦の)殻にまみれたり
 コンバインに乗ったりしながら
 十勝の日差しと風と
 におい・空気

 感じて分かってもらえたら
 それが大事なことだなって。
 それが日本中の人に使ってもらえる
 小麦になれば、
 こんなに嬉しいことはないと思います」

森崎
「におい…空気
 こういったものを含めて十勝の農業!
 まさに今回我々がツアーで見ている
 農業景観ということなんですよね」





北海道農業の豊かさを
体で感じることが
食への関心を高める。

これこそ高野さんが子供達に伝えたかった
一番の思い。

あぐりっこそれぞれの心に
深く刻まれたことでしょう。





小麦の殻にダイブする子供やリーダーを見て…

佐々木
「高野さん、やったことあります?」

高野さん「これはないですね…」

ということでやってもらいました♪

高野さん
「300回スペシャルばんざ~い♪」

森崎「いかがですか?」

高野さん
「気持ちいいです!
これは気持ちいい!」




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