あぐり王国 放送内容

2014ǯ0927土
♯306 農業に詳しい消費者を育てる!標茶高校編


さて今回あぐり一行がやって来たのは
標茶高等学校です。

まずは校長先生にご挨拶に伺いました。

佐々木「生田校長先生です!」

生田仁志校長「よろしくお願いします」

森崎「同じ名前なんですね」

藤尾仁志「あっよろしくお願いします」

森崎
「同じ名前ですけどかたや校長、
かたや15年下積みの…」

藤尾
「苗字の画数で運勢が違うんでしょうね!」

こんな高校生活、送りたかった…
本当に将来役立つものとは?
十代で学ぶべきこととは?

ということで標茶高校に体験入学!

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根釧原野開拓のパイオニアを育成するため
1946年に設立された「標茶高等学校」。
一般的な高校とはちょっと違う
ダイナミックな魅力があるということで
校長先生に話を伺ってみましょう!



フリップ『ここがスゴイよ標茶高校』を
使いながら解説してもらいましょう!

生田校長
「まず1つ目。
敷地面積が日本一です」

森崎・藤尾「ええええ~」

生田校長
「こちらをご覧ください。
 この弟子屈に向かう国道から西側、
 そして山も含めてこの南側、
 全部含めて本校の敷地です」

森崎「そんなウソでしょ?」





生田校長
「本校はだとかだとか。
 軍馬山と言うですが…」

森崎
山??
 山持ってるの?学校で??」

佐々木「動物もいるんですよね」

生田校長
「乳牛は全部で70頭ほど…
 あと豚ですね」





敷地面積は255ヘクタール、  
札幌ドーム43個分もの広さがあるんです。

学校で飼っている牛70頭のエサを賄う
牧草地は8つ!(①)

もちろん 牧草だけではなく、
牛用のトウモロコシ・デントコーンも
栽培していて、
校内で収穫した牧草とデントコーンで
牛のエサ作りもしているんです。(②)

さらに町民に貸し出している開放農場。
毎年多くの町民が様々な作物を
栽培しているんだとか!(③)

そしてずーっと奥に見えているのが
軍馬山(ぐんばやま)。
標高120メートル!
敷地面積のおよそ半分を占める
大きな山です。(④)

もちろん生徒の実習用の畑もあり、
ハウスで夏野菜を栽培したり、
トウモロコシを作り学習しています。
とにかくとっても広~い標茶高校なんです!

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佐々木
「農業に関係するものが
 いろいろある高校なんですが
 こちらは農業高校ではないんですよね」

生田校長
「はい。農業高校ではございません。
 本校は総合学科の高等学校です」

生徒が興味・関心・能力に合わせて
授業を選択出来るという「総合学科」。
進学に必要な一般的な教科はもちろん、
酪農や農業機械、食品加工や
自然環境などに関係した
全部で約70の選択科目の中から
2年生は週20時間分、
3年生は22時間分の授業を
自分で選ぶことが出来るんです!





ということで3年C組
同じクラスの2人の時間割を比べてみよう!

まず富田さんの時間割は-
佐々木
「1・2時間目は化学、
 3・4時間目は生物、そして体育」

森崎「なんとなく分かるわ」

佐々木「福戸くんは?」

福戸くん
「ボクは将来家を継ごうと思っているので
 酪農系の授業を多くとっています」

森崎「お家は何をやっているの?」

福戸くん「酪農です!」





森崎
「そうかそうか…
 だからより専門的な
 “農業経営”とか“食品流通”とか
 学んでいるんだね」
 
開校当時は農業高校だった標茶高校。
牛の育成・野菜の栽培・食品加工・販売など
専門的なノウハウがあるからこそ
学べることがあると校長先生は言います。



生田校長
「動物や植物の命で
 私達の命が繋がっていることを
 勉強できる。
 これは農業を目指す生徒でなくても
 そういうことが体験できるので
 それを大事にしていることが1つです」



生田校長
「もう1つは北海道の第一次産業を支えるのは
 生産者だけではなくて、それを買って食べる
 消費者も大事だと思います。
 その消費者も安いものを食べるだけじゃなく
 安全安心で美味しい食べものを選んで
 食べる事が大事だということを勉強する
 生徒を育てたいと思っています」
 
森崎
「校長!それは私達の
 番組テーマの根幹でもあります。
 私たちこそが北海道の食べ物を
 しっかり応援して
 北海道のものを美味しく食べる!
 旬のもの、土地のものをいただく
 というのもテーマです。
 根底は一緒だなと思いました」

体験を通して選ぶ力を養うという標茶高校。
では実際にどのようなことを学んでいるのか?
ある場所にやってきました。




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