子供『めっちゃ痛い!』
教室では愛情込めて育てた玉ネギに
泣かされている子が続出!
それでも負けずに料理を続けます…
今日のカレー作りには
みんなのお父さんやお母さんも
参加されていました。
森崎
「学校で子どもたちと一緒に
料理を作るのはどんな気分?」
お父さん
『嬉しいですね~
でも友達と一緒にやるのが楽しいみたい!』
お父さんお母さんに教えてもらいながら
初めてのカレー作りに取り組むみんな。
美味しく食べるため味付けを工夫する
グループもありました。
子供『隠し味ははちみつ』
子供『(うちのこだわりは)バター』
とここでリーダー、味見を頼まれました。
ひと口食べてみると…
森崎「まろやかで美味しいよ!」
じゃ~ん、もんすけです。
カレーができるまでの間、
札幌とタマネギの歴史について
ちょっと詳しくなっちゃおう。
ということで「札幌村 郷土記念館」の
玉井晶子さんにお話を聞いていきます。
中に進むと…うわ~古い農具がいっぱい!
馬のはく製もある…
玉井さん
「ここにあるのが昔の玉ネギの農道具です。
札幌市の有形文化財にもなっています。
こちらは玉ネギの種まき機になります。
この中央から入れまして
サイド2列になって出てきます」
は種(しゅ)した後は…
玉井さん
「次に土をかけた後、
“踏み下駄”というもので踏んでいく。
玉ネギ作業の1番最初の作業になります」
当時はもちろん、これらの道具も
手作りだったんだって!
ところで玉ネギ栽培が始まったのはいつ?
玉井さん
「玉ネギ栽培は明治4年(1871)と言われています」
1955年ごろまでは玉ネギを栽培していた
このエリアは札幌村って呼ばれてたんだって!
ここで生活するために当時の人達は
大きな木が生えた森のような場所を
開拓して畑にしたんだってさ~
およそ9年もの間、試行錯誤を続け
やっと出来たタマネギでしたが、
当時はまだまだ新しい野菜。
東京まで販売に行きましたが
全く売れずに捨ててきた…という
悲しい事もありました。
しかし当時の人達はめげませんでした!
玉井さん
「これはロシアに輸出した時のパスポート。
北海道から一番近いロシアに売った
ということもお話の中に残っています」
今ではとっても身近な野菜の一つ玉ネギ。
そんな存在になるまでには、
当時の人達の苦労とガッツがあったんだね!
《札幌村郷土記念館》
住所:札幌市東区北13東16
電話:011-782-2294
※10時~16時 入館無料
3年2組のみんなは栽培のコツを伺った
タマネギ生産者の大畑さんを招待していました。
ではみんなで「いただきま~す」