藤尾
「と言うことは
この土の上にツルがあったんですね」
谷口さん
「そうなんです。せっかくだから
掘ってみないかい?」
キリマ
「掘りたい!掘りたい!やりたい」
谷口
「じゃあやるべっ!
20年前までは手で掘っていた。
今は違うけど…
まあ~まずスコップで掘ってみよう!」
まず見本ということで谷口さんが掘ります。
谷口さん
「いいか~い!」
ノリノリの谷口さん♪
表面の土はフッカフカです。
藤尾「柔らかい土だねえ~」
森崎
「まず崩して崩していく。
でもどこにあるんだ?」
谷口さん
「まずね頭を探す!」
森崎
「これが頭なんですね」
ピョンと長いヒゲが出てきました。
そのヒゲまわりを深く掘りすすめます。
さっきと違って粘度質の
すこし重い土になってきました。
森崎「谷口さんチャカチャカ動くわ~」
谷口さん「20年ぶりだよ~」
ヒゲがゾロゾロ見えてきました。
頭を何度か引っ張って
スルリと抜けるまで掘り下げると…
スルスルスル…
藤尾「出てきた!」
あぐり一行
「うわ~~」「すごいすごい!」
手に持ってみると…
キリマ
「重い!
なんかここ魚の骨みたい!」なんかここ魚の骨みたい!」
藤尾「そうだねえ~」
森崎「こんなに毛がついてるんだ!」
キリマ「毛深い!」
森崎「お父さんの足どう?こうなってない?」
キリマ「なってない!」
森崎「じゃあお母さんの足は?」
キリマ「なっていない!」
20年のブランクを感じさせない谷口さん。
1分ほどで掘り終わってしまいました。
それではキリマくんのチャレンジ!
初めての手掘り収穫です。
森崎
「長イモを切りまくらないようにね」
藤尾「キリマだけに…」
まずは長イモのまわりの土を
そぎ落としていきます。
最初はいいのですが
深くほると土がずっしり重くなります。
谷口さん「まだまだだな…」
キリマ「さすがに疲れる!」
谷口さん「え~もう疲れたの?」
長いもを傷付けないように
注意をしながらも、
土の下をおよそ90センチは掘らなければ
収穫できません。
なかなか大胆に掘り進めるキリマくんは…
森崎
「穏やかに!穏やかに!」
藤尾
「そうそう、その辺り!その辺り!」
森崎「良いぞっ!」
藤尾「良いぞっ」
周囲の船頭がうるさい、うるさいっ(笑)
大胆かつ繊細に掘らないと
スコップでキズがついてしまうため
見ている大人のほうが
必要以上に心配しちゃうんです。
すると…
森崎「ああ!!」
藤尾「ああっ!!」
谷口さん
「あっ!なんか今
白いものが見えなかったか!?」
ちょっとキズついたかな…?