あぐり王国 放送内容

2014ǯ1122土
粘りにあま味にシャキシャキ…最高の味♪


それでは土から掘り上げたばかりの長イモを
かぶりついてみよう~

アキヒロ「新鮮な味だ!」

キリマ
「なんか口の中がガムを食べたときみたいに
 ネバネバネバネバしている!」

谷口さん「ほ~なるほどな」





森崎「あま~い」

谷口さん
「粘りけがすごいでしょ!」

森崎
シャリシャリネバネバ♪
 そして後、口にほんのりあま味が残ります」

谷口さん
「これが夕張の特徴です。
 納豆に負けないぐらい!」

森崎「すごい粘るね!」





これは夕張産の長イモをすりおろしたもの。
スプーンですくうと、こんな感じ。
かなり粘りが強いので
ボタッっと塊で落ちるんです。
この「ねばり」には
夕張産だからこそのヒミツがありました。



谷口さん
「青森から54~55年前
 我々の親の代が長イモを夕張に持ち込んで
 夕張で育てて選抜をして
 この長イモをいまだに作り続けています」



最近は品種改良をしたタネで
栽培するところが多い中、
「ねばりと味」に惚れ込んだ
夕張の生産者は
およそ50年前から育てている品種、
「ゆうばり改良2号」
今もなお作り続けています。

栽培し続けることで、
この品種の味だけではなく、
夕張での長いも栽培の伝統をも
守り続けているんです。しかし…





谷口さん
「残念なことに植え付けの時期が
 メロンとかぶるんですよ」



谷口さん
「なので作付けが少なくて市場へは出回らず
 この市内にしか出ないんです。
 本当に少ないんです。
 やっぱりメロンが優先になっちゃう」

森崎
「そりゃあそうだよ。
 夕張メロン待ってる人たくさんいるし。
 農家さんにとっても収入源ですよね」

谷口さん
「なので忙しい中をかいくぐって
 長イモを植える!
 ただたくさんは植えられない…」





じゃ~ん もんすけです!
生産者の皆さんが丁寧に収穫した長イモは
町の選果場へ運ばれます。
うわ~すごい量の長イモですね、澤村さん!

JA夕張市 澤村知範さん
「こちらには約1000本ぐらいあると思います。
 水洗いするとキズついてしまったりするので
 鮮度の良いものを消費者に届けるために
 うちでは簡単に土を落とすだけにしてます」

ふ~ん、そうなんですね
どんな作業をしているんですか~?

「正品にするために先を切って
 土を軽く落としヒゲが長いものは抜いて
 キレイにしています」
「折れないように一生懸命こすってます」





澤村さん
「キズや凹凸がないもの真っ直ぐなものが正品。
 少し曲がっているのが“まがり”、
 平たくなっているものが“ひら”、
 凹凸があるものが“B品”の4つに
 大きくわかれています」

‘まがり’‘ひら’っだって!
「長いも」らしい規格に分かれているんだね!
ところで今年の出来はいかがですか?

「出来はいいですね。
 例年に比べてあま味がありますし
 粘りが強いですね。
 これは他の所にはないような
 独特な粘りですから美味しいと思います」

JA夕張市の長いも生産者は54戸  
出荷量はおよそ40トン。
夕張産の長いもは生産者も選果場の人も
とっても自信を持って販売しているんだね。
僕も食べてみた~い





森崎
「夕張はもちろんですけども
 メロンだけじゃない!」

谷口さん
「そうです!
 長イモもよろしく!
 ただ残念ながらちょっと少ないかな」

だから売り切れごめんなんですね。
 




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