それでは土から掘り上げたばかりの長イモを
かぶりついてみよう~
アキヒロ「新鮮な味だ!」
キリマ
「なんか口の中がガムを食べたときみたいに
ネバネバネバネバしている!」
谷口さん「ほ~なるほどな」
森崎「あま~い」
谷口さん
「粘りけがすごいでしょ!」
森崎
「シャリシャリネバネバ♪
そして後、口にほんのりあま味が残ります」
谷口さん
「これが夕張の特徴です。
納豆に負けないぐらい!」
森崎「すごい粘るね!」
最近は品種改良をしたタネで
栽培するところが多い中、
「ねばりと味」に惚れ込んだ
夕張の生産者は
およそ50年前から育てている品種、
「ゆうばり改良2号」を
今もなお作り続けています。
栽培し続けることで、
この品種の味だけではなく、
夕張での長いも栽培の伝統をも
守り続けているんです。しかし…
谷口さん
「なので作付けが少なくて市場へは出回らず
この市内にしか出ないんです。
本当に少ないんです。
やっぱりメロンが優先になっちゃう」
森崎
「そりゃあそうだよ。
夕張メロン待ってる人たくさんいるし。
農家さんにとっても収入源ですよね」
谷口さん
「なので忙しい中をかいくぐって
長イモを植える!
ただたくさんは植えられない…」
じゃ~ん もんすけです!
生産者の皆さんが丁寧に収穫した長イモは
町の選果場へ運ばれます。
うわ~すごい量の長イモですね、澤村さん!
JA夕張市 澤村知範さん
「こちらには約1000本ぐらいあると思います。
水洗いするとキズついてしまったりするので
鮮度の良いものを消費者に届けるために
うちでは簡単に土を落とすだけにしてます」
ふ~ん、そうなんですね
どんな作業をしているんですか~?
「正品にするために先を切って
土を軽く落としヒゲが長いものは抜いて
キレイにしています」
「折れないように一生懸命こすってます」
澤村さん
「キズや凹凸がないもの真っ直ぐなものが正品。
少し曲がっているのが“まがり”、
平たくなっているものが“ひら”、
凹凸があるものが“B品”の4つに
大きくわかれています」
‘まがり’‘ひら’っだって!
「長いも」らしい規格に分かれているんだね!
ところで今年の出来はいかがですか?
「出来はいいですね。
例年に比べてあま味がありますし
粘りが強いですね。
これは他の所にはないような
独特な粘りですから美味しいと思います」
JA夕張市の長いも生産者は54戸
出荷量はおよそ40トン。
夕張産の長いもは生産者も選果場の人も
とっても自信を持って販売しているんだね。
僕も食べてみた~い
森崎
「夕張はもちろんですけども
メロンだけじゃない!」
谷口さん
「そうです!
長イモもよろしく!
ただ残念ながらちょっと少ないかな」
だから売り切れごめんなんですね。