あぐり王国 放送内容

2014ǯ12��13����土��
伏せ込み栽培とは?


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まず北角さんが見せてくれたのは
大きく成長したアスパラの写真。

森崎
「アスパラは放っておくと大きくなって
 アスパラの木になります」

あぐりっこ「へえ~」

※放っておくと1m50センチ以上になる!





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北角さん
「どうして木のようにするかと言うと
 大きくなると葉っぱのようになって
 日照を受け取り光合成をして
 根に養分を蓄える状態になるんです」

森崎
「本来はこういう姿なんですね。
 じゃあ今のうちに食べないと大変だね」

佐々木「森になっちゃいますね」





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北角さん
「一度アスパラを植えますと
 10年ほど収穫が可能です」

アスパラの根はエネルギータンクのような
役割があるんです。
JAびほろで行っている
主なアスパラ栽培のサイクルはコチラ。





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まず春の早い時期にアスパラを収穫。

そして5月中旬から6月中旬までは
出てきたアスパラを伸ばし、
林のようにして栄養を蓄えます。

ちなみにこの成長した部分は
「茎葉(くきは)」と言います。

その後 、根元から出てきたアスパラを収穫。

その間も茎葉は光合成をし
栄養を根に蓄えています。
そして冬はハウスを取り除き
「根」は雪の下。ん?ということは…





��森崎
「今取材している11月下旬は
 アスパラが出てくるはずがない!
 ところが今、私たちの目の前には
 こんなにたっぷりのアスパラがいます」



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北角さん
「そうなんです。こちらは
 『伏せ込み栽培』
 という栽培方法です」

あぐりっこ
「フセコミ?」「どういう意味ですか?」





��北角さん
「夏の間はアスパラを収穫せず
 大きな木の状態で
 およそ1年以上、栄養を蓄えます。
 そして秋に根の部分を掘り起こします」
 
森崎「根だけを掘り起こす」



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掘り起こした根をこのように
温かなハウスの中に植え替え
蓄えた養分をもとに
アスパラを収穫するというのが
「伏せ込み栽培」なんです。

藤尾
「伏せ込み栽培用の根っこを
 別で作らなければならない。
 それプラスここに植え替える。
 作業の量は2倍・3倍と膨れ上がる!」





��森崎
「夏のアスパラと冬のアスパラで
 値段が違うのは当たり前だね。
 かけている手間・時間が違うね」



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美幌町では伏せ込み栽培で栽培したアスパラは
11月上旬から出荷できるという事なのですが、
実はこの11月上旬というのが
‘奇跡’と言われるゆえん。なぜなら…

北角さん
「この時期はアスパラの収穫が終わった
 国産アスパラがない時期になります!」

そうなんです!実は11月上旬から11月中旬は
国産アスパラが日本中で採れない時期、
まさに国産アスパラの端境期。

そこに目を付けアスパラについて学んでいくと…
美幌町だから出来たという驚きの事実が…



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