あぐり王国 放送内容

2014ǯ1213土
なぜ奇跡のアスパラなのか?


北角さん
「まず美幌町は夏が暑いことで
 アスパラの根に養分を溜めることが
 できます。なおかつ美幌町は秋が寒い!」

森崎
「この派手な美幌町の気象条件が
 アスパラには合っている!」





注目したいのは美幌町の気候。
美幌町は国内でも有数の
日照時間が長い地域。
晴れの日が多いのです。
そこで気温が高い夏、
アスパラの茎葉はたくさん光合成をし、
栄養をより蓄えることができます。

そして秋。秋は急激に寒くなります。
寒さに当たった根はハウスに移動!

ハウスの中は温かいので
アスパラは「春」だと勘違いし、
芽を出すのです。

つまり11月上旬に出荷するための最良の条件が
美幌町では奇跡的に重なるんです!





北角さん
「伏せ込み栽培は根株の養分を
 1年間で使い切ってアスパラを成長させる!
 冬のみ収穫して、
根は捨ててしまう!」

森崎「え~!ズミちゃん、そこを何とか!」

北角さん
「栄養を全部使い切って美味しいアスパラを
 収穫する栽培方法なんです」





美幌産アスパラのすごさを知ったところで
生産者の鈴木幸往さんに
収穫の方法を教えてもらおう



およそ26センチをメドにハサミで
切っていきます。

するとカットすると…
ミコト「水みたいのがついてる!」

マオリ「なんか潤ってる!」





実はこのアスパラは
生でも食べられるということで…

パクリッ!

マオリ「水がプシャーッてきた!」
ミコト
「ちょっとだけ苦い…けど水がわあ~っ」

藤尾「そういうのCMに使えそう」

マオリ
「意外に柔らかくて食べやすい」





さてここでリーダー恒例の
大地ごとの「いただきます」。

パクリ…ポロポリ…

森崎
「地球 美味しい!」





佐々木「温度管理は大変じゃないですか?」

鈴木さん
「土の中に電熱線が入っている。
 20℃、下がっても19度」

藤尾「ビニルハウスも二重になってますね」

じゃ~ん もんすけです。
美幌町の気候と生産者の努力が実を結び
国産物がない11月上旬に
アスパラの出荷が出来るようになりました。

実はこのアスパラには名前がついています。
その名も…「冬姫」
なんとも素敵な名前だね。
現在、生産量はおよそ1トン。
収量アップを目指して町全体で
取り組んでいく予定なんだって。





土の中はどうなっているのかな?
囲いを外してみると…

マオリ「根が見える!」

森崎
「あれ上のほうのアスパラの赤ちゃんだ」

愛おしそうに赤ちゃんアスパラをなでる
あぐりっこ…

佐々木
「次から次にアスパラが出ようとしている!」

鈴木さん
「そうなんです。別の畑から根っこが
 引っ越ししてきてこの状態です」





森崎「いくつ植えたんですか?」

鈴木さん「2100株くらい」

森崎
「そんなに植えてるんだ。
 1株から何本ぐらい生えてくるの?」

鈴木さん
「10~15本かな。アスパラの養分がなくなると
 アスパラが生えてこなくなるから」





鈴木さん
「11月下旬から来年1月中旬くらいまでかな。
 だいたいそれくらいで収穫が終わるかな」

森崎
「夏の間に蓄えた養分で成長して
 尽きていくんだね」




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