北角さん
「まず美幌町は夏が暑いことで
アスパラの根に養分を溜めることが
できます。なおかつ美幌町は秋が寒い!」
森崎
「この派手な美幌町の気象条件が
アスパラには合っている!」
注目したいのは美幌町の気候。
美幌町は国内でも有数の
日照時間が長い地域。
晴れの日が多いのです。
そこで気温が高い夏、
アスパラの茎葉はたくさん光合成をし、
栄養をより蓄えることができます。
そして秋。秋は急激に寒くなります。
寒さに当たった根はハウスに移動!
ハウスの中は温かいので
アスパラは「春」だと勘違いし、
芽を出すのです。
つまり11月上旬に出荷するための最良の条件が
美幌町では奇跡的に重なるんです!
北角さん
「伏せ込み栽培は根株の養分を
1年間で使い切ってアスパラを成長させる!
冬のみ収穫して、
根は捨ててしまう!」
森崎「え~!ズミちゃん、そこを何とか!」
北角さん
「栄養を全部使い切って美味しいアスパラを
収穫する栽培方法なんです」
およそ26センチをメドにハサミで
切っていきます。
するとカットすると…
ミコト「水みたいのがついてる!」
マオリ「なんか潤ってる!」
実はこのアスパラは
生でも食べられるということで…
パクリッ!
マオリ「水がプシャーッてきた!」
ミコト
「ちょっとだけ苦い…けど水がわあ~っ」
藤尾「そういうのCMに使えそう」
マオリ
「意外に柔らかくて食べやすい」
さてここでリーダー恒例の
大地ごとの「いただきます」。
パクリ…ポロポリ…
森崎
「地球 美味しい!」
佐々木「温度管理は大変じゃないですか?」
鈴木さん
「土の中に電熱線が入っている。
20℃、下がっても19度」
藤尾「ビニルハウスも二重になってますね」
じゃ~ん もんすけです。
美幌町の気候と生産者の努力が実を結び
国産物がない11月上旬に
アスパラの出荷が出来るようになりました。
実はこのアスパラには名前がついています。
その名も…「冬姫」
なんとも素敵な名前だね。
現在、生産量はおよそ1トン。
収量アップを目指して町全体で
取り組んでいく予定なんだって。
土の中はどうなっているのかな?
囲いを外してみると…
マオリ「根が見える!」
森崎
「あれ上のほうのアスパラの赤ちゃんだ」
愛おしそうに赤ちゃんアスパラをなでる
あぐりっこ…
佐々木
「次から次にアスパラが出ようとしている!」
鈴木さん
「そうなんです。別の畑から根っこが
引っ越ししてきてこの状態です」
森崎「いくつ植えたんですか?」
鈴木さん「2100株くらい」
森崎
「そんなに植えてるんだ。
1株から何本ぐらい生えてくるの?」
鈴木さん
「10~15本かな。アスパラの養分がなくなると
アスパラが生えてこなくなるから」
鈴木さん
「11月下旬から来年1月中旬くらいまでかな。
だいたいそれくらいで収穫が終わるかな」
森崎
「夏の間に蓄えた養分で成長して
尽きていくんだね」