現在、日本への食料輸出を
増やしたいオーストラリア、
またその他の国や機関と交渉が
進められています。
それは、コレからの
日本の農業を左右する
重大な交渉なのです!
中山さん
「みなさん、ニュースや新聞で
WTOとかEPAって
見たり聞いたりしたことないですか?」
藤尾
「プロレスの団体ですよね?」
森崎
「違う!違う!!違う!!!」
中山さん
「そしてEPAというのは
特定の国や地域どうしで
貿易のルールを決める交渉のことをいいます。」
これらの会議での交渉のメインは
“関税”を高く安くとか、
無くそう いや無くさないとかということなのです。
あぐりっこ「うん うん うん」
森崎
「もしこの関税を無くしたら、
逆にものすごく消費者は安くバターを
買れることになりますね~。
こうなったらどうだ?あぐりっこ!」
あぐりっこ
「安く買えるから嬉しくなると思う。」
中山さん
「はい。もし関税がなくなると日本で作っているバターが
たいへんな高級品になって売れなくなるので
バター会社は値段を下げることになるはずです。」
すると関連するモノも何もかも価値が下がって、儲からなくなる。
みんなの収入がドンドン減っていく・・・。
これはその他の農産物でも同じことになります。
中山さん
「それで日本の農業、酪農業は
果たしてやっていけるのか?ということになってしまいます。」
森崎
「もし交渉がうまくいかなかった場合、
農業をやっていけなくて離農が進むかもしれない・・・
そうすると益々食料自給率が下がると思うんですが、
どのくらいになる試算なんですか?」
中山さん
「12%となっています。」
あぐりっこ
「えっーーーーーーー!!
12%!!!」