あぐり王国 放送内容

2015ǯ0523土
♯339 シリーズ企画‘タマネギ’の1年を学ぼう②編


シリーズ企画
日本一のタマネギ産地でタマネギを学ぼう!
2回目の今回。
あぐりっこがお邪魔しているのは北見市。
まずは前回のおさらいから!

森崎「覚えていることは?」

アヤノ
「1個のコンテナに入っている玉ネギが
 全部で約6000個

そう!貯蔵庫にあるコンテナには
6000個ものタマネギが入っていて、
前回伺った3月には貯蔵庫内に
900万個もの
タマネギが貯蔵されていました!

エマ
「1日の箱詰めが約1万1500箱

またまた正解!
ほぼ全国へ出荷されているタマネギ。
選果場は大忙しでした。





森崎
「JAきたみらいエリアで生産される
 玉ネギを1個1個並べていくと…」

あぐりっこ声を揃えて
「地球2周分!」

森崎「そう地球2周分!」





佐々木
「今は玉ネギの産地として有名だけど
 その前に世界一のシェア
 誇っていた作物があるんですが
 そのヒントというのが…」

藤尾さんの手の中に隠されたものが
その世界一の作物。無色透明の液体で
匂いがヒントなんですが…

「薬みたい」「うがい薬みたい」
「鼻にツーンってくる」
「ミント?」「ハッカ?」





藤尾
「答えはハッカ!エマ正解!」

佐々木
「JAきたみらいの北見市は
 玉ネギの前はハッカの一大生産地だった」

1939年頃ハッカの生産量世界一を誇っていた
北見エリア。世界中で消費される70%もの量を
このエリアで生産していたんです。
実は日本一のタマネギ産地になったのには、
ハッカを生産していた事が関係していました。
という事で今回はJAきたみらいエリアの
農業の歴史を学びます





前回に引き続き玉ネギについて学ぶのは
小学校5年生の4人のあぐりっこ。
ハキハキ山崎瑛万(エマ)ちゃん、
創意工夫が得意な南翔琉(カケル)君に、
しっかりものの登坂亮祐(リョウスケ)君、
そして料理が上手!
常通綾乃(アヤノ)ちゃんです。



およそ80年前、今の北見市周辺では
ハッカを栽培し生活をしている生産者が
たくさんいました。
1934年にはホクレン北見ハッカ工場が開業。
ハッカから油を作り世界中に出荷し
世界の70%ものシェアを
確立していたんです。
北見の礎を形成する重要な産業だったのですが
今ではハッカ畑が広がっていたところが
タマネギに畑に変わっています。

ということで、そのナゾを探りにやってきたのは
ハッカ記念館。施設長の佐藤敏秋さんに
お話しを伺っていきます。
まずはハッカとはどんな作物なのか?





佐藤さん
「ハッカはどこが農作物になるかというと…
 葉っぱなんです。
 ハッカは匂いがしますが、
 その正体は“油”です。
 その油が葉っぱにたまります。
 だからこの葉っぱを大事にしないと
 農家さんはお金にならないんです」 



葉っぱをすり潰して匂いを嗅ぐと…

リョウスケ
「なんかスーッて鼻を通すようなにおい!」

森崎「目がさえるね」

佐藤さん
「おぎゃーって生まれてから今まで
 ハッカにお世話にならない人はいない!」





佐藤さん
「まず熱をとるでしょう。
 腫れた所に塗ると腫れがひきやすい。
 気持ちが落ち着くでしょう。
 目薬や胃薬に湿布薬、歯磨きに入っている。
 お菓子にも入っているよね」



森崎
「食べられるし薬にも使えるし
 人間にとって大変役に立つものですね」


(C)HBC