森崎
「いまはどんな作業をしていたの?」
小野さん「金時豆の種植えです」
森崎
「今日は播種だから大イベントじゃない?」
小野さん
「機械トラブルがあったらまけないで…
ちょっと緊張しています」
この日の作業はトラクターを使っての
種まきでしたが
前日にはその準備をしていました―
【前日の様子】
種をまく前に行う「種子消毒」。
強い薬を使って種をコーティングします。
もちろんこの作業も2人が主体となって
行うのです。
表さん
「これが金時豆です。
これに(薬を)いれて
シャカシャカ~ってします」
種の準備が整ったら、やっと播種作業。
もちろんトラクターを動かすのも自分達です。
ある程度のトラブルは自分たちで
解決できるように学んでいます。
手際良く進める2人。
トラクターを乗りこなす様子は
まさにプロそのもの!
河野
「どうしてこの学校に入ろうと思った?」
小野さん
「自分の家の経営データを持ってきて
(授業の中で)
直接当てはめたりできるんです。
そういうところがいいなあと思って」
河野
「“うちの経営甘いわ~”ってことあるの?」
小野さん
「いやもう~
父親とおじいちゃんは越えられない…」
河野「すごさが分かる?」
小野さん「わかりますね」
佐々木
「生産者が来て話を聞く機会がある?」
小野さん
「十勝中の良い農家が来たり
機械のメーカーに勤めている方が来たりして
直接、先人の話が聞ける」
講演会では指導農業士の資格を持つ生産者が
経営の心構えや信念を伝えてくれます。
さらに農場主としての素養を身につけるため
この学校は全寮制なんです。
実は小野さんは寮長さんでした!
小野さん
「今は1年生と同室です。
最初の三か月くらいは1年生に生活を
覚えさせるために一緒の部屋です」
森崎
「どんな農家さんになりたいですか?」
表さん
「農業大学校で学んだ栽培技術を活かして
実家に帰っても色んな作物を作って
規模を拡大してやっていきたいと思います」
じゃ~んもんすけです!
農業大学校では生産者を対象に
トラクターの知識や機能を学ぶ
「農業機械高度利用研修」も行っているんだって。
北海道農業大学校 主査 須田耕さん
「初級・中級・上級とランクアップする研修で
中級・上級を履修すると北海道知事から
『農業機械士』『指導農業機械士』の資格が
与えられる研修です」
若手農業者や新規就農を目指す人を中心として、
毎年300人の方が受講しているんだってさ!