札幌から265キロ。
サロマ湖やオホーツク海の新鮮な海の幸、
そして春には色鮮やかなチューリップが
咲き誇る町…湧別町。
酪農業が盛んで、
トウモロコシやカボチャなど
ブランド作物も豊富な
JAゆうべつ町エリアですが―
1900世帯のうち
70歳以上の世帯がおよそ360と、
道内でも高齢者の割合が
高い町でもあるんです。
高齢化に伴い、町の過疎化は進みます。
昔は活気があった町並み。
今は多くの店がシャッターを閉め、
生鮮食料品を販売するのはAコープのみ…
Aコープから2.5キロ離れたところに住む
細川さんご夫婦はこう言います。
細川隆人さん
「年をとったから車の免許を返納したんです。
そしたら不便でねえ~買い物が…」
いま細川さんご夫婦のような
買い物弱者が社会問題に―
そこでJAゆうべつ町では
ある画期的な取り組みを行っているんです!
ピンポーン♪「Aコープで~す!」
今回は、買い物弱者を救うJAゆうべつ町の
人にやさしい取り組みに注目です。
佐々木
「今回はオホーツク海に面しています
湧別町にやってきました」
あぐりっこは5年生の女の子。
澤田花ちゃんと岡田舞花ちゃんです。
佐々木
「私達が歩いているのが町の
メインストリートになるんですが…」
森崎
「のどかというか…」
藤尾
「ちょっと寂しい感じがしますね」
森崎
「昔は賑やかだったんでしょうね」
藤尾「ここはスーパーだったのかな?」
森崎
「便利なスーパーだったんだろうね」
森崎
「スーパーが町からなくなったらどう思う?」
マイカ
「野菜や食料品が買えなくて
すごい不便だと思う」
ハナ
「遠くのスーパーまで行かないといけない…」
森崎「大変だよね」
町のメインストリートには
飲食店や金物店など
営業しているお店もありますが、
シャッターが閉まって久しい様子が
多く見られます。
そこで、
Aコープゆうべつの副社長である
野田直人さんに話を聞いてみると…
森崎
「町のメイン通りを歩いてみたんですが
言葉を選ぶと…ちょっと寂しいな…」
野田さん
「そうですね…
今立っている向こう側は
生鮮食料品を扱うお店が
なくなってしまったんですよ」
野田さん
「ここから向こう(反対側)には
Aコープ店舗とコンビニが2店舗あります」
森崎「どのくらいの距離ですか?」
野田さん「1キロちょっとあります」
森崎
「それでも1キロあるんだ」
藤尾
「メインストリートの1番奥から
Aコープに向かうと、けっこう…」
野田さん
「2キロ以上になってしまうことになります…
なので高齢者の方には大変と思います」