あぐり王国 放送内容

2015ǯ1010土
サイロの上はどうなっているの?


さて雨が本降りになってきた所で
お次は施設の見学へ-

佐々木
「目の前に大きな建物が見えておりますが」

井出さん
「あの部分が小麦を貯蔵している
サイロというものです。
あの1本の筒に750トン
小麦が貯蔵できます」





オホーツクエリアで収穫された小麦を
各地へ出荷する為の一時保管施設として、
去年、稼働がスタートした
網走市小麦集出荷施設。



直径7.5メートル高さおよそ27メートル
サイロが全部で24本あり、
1本あたり750トン
最大で1万8千トン
貯蔵が可能となっています。
そんな貯蔵サイロの最上部は-



エレベーターで6階へ。
佐々木
「色んな筒がありますけど…」

井出さん
「ここがちょうどサイロの上です」

佐々木
「つまり筒の真上のところにいる」





操作室と呼ばれる場所で
オホーツクエリアの各JAから
受け入れる小麦の量や、
サイロの貯蔵量などを集中管理しています。
年間およそ15万トンが生産される
オホーツクエリアの小麦。
国内トップクラスの小麦産地と呼ばれるには
確かな理由があるんです。



井出さん
「安定した品質を保っているということで
(オホーツクエリア)は高い評価を受けています」

森崎
「オホーツク産の小麦が高品質とは
 どういうことですか?」

井出さん
「麦の基準には1等麦2等麦規格外という
 分け方をしまして、
 1等麦の比率が高いということです」





森崎「どのくらい高いんですか?」

井出さん
「ここ3年間の1等麦の平均割合は96%」

森崎「ほぼ1等麦!すげー」

井出さん
「農協の職員が検査をするんですけど
 検査技術の全道一位!しかも
  3年連続一位という方が管内にいるんです!」

森崎
「小麦の目利きのプロがいるんですね」





ということであぐり一行は網走の出荷施設を離れ、
小麦の品質維持に欠かせないスペシャリストが
居るというJAこしみずのとある施設へ-

小麦の品質検査を行っているのは
古川慎也さん。
ものすご~く偉大な方なんですが
まずは一行が訪れた施設について伺うことに。





古川さん
「小清水町で収穫された小麦
受け入れて貯蔵・乾燥・調製をする
施設になっております」

河野
「調整という作業があるんですね」





JAこしみずの小麦乾燥調製貯蔵施設では
小麦の乾燥と貯蔵のほか、
品質を整える「調製」と呼ばれる
作業が行われます。
その大まかな流れを簡単に解説しましょう。


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