森崎
「ユナももうすぐ働いてもらうんだよね」
佐藤場長
「再来年の1月~2月ごろから
搾乳の仕事をしてもらう予定です」
森崎
「早いね。あっという間だね
まずはそこの向けてユナには
頑張ってもらいたい…」
最後のお手伝いは牛舎の寝床作り。
感謝の気持ちと、
これからの活躍を願い、
心を込めて作業します。
森崎「ふわふわだ。喜ぶよ」
牛たちが気持ちよく暮らせる快適なベッドを作り、
女子高生二人の最後のお手伝いが了。
牛が流れこんできましたよ!
飛び跳ねて喜んでいます。
森崎「うれしいんだなあ」
ユキコ「ずっと寝床にいたら仲良くなれそう」
ナナミ「頭撫でられた!」
ユキコ
「すごい居心地がいいですよね。
家のリビングより居心地が良い!」
シリーズを通して
乳牛との距離もだいぶ近づいた二人。
初めてユナに出会ってから8ヶ月という歳月が、
普段の生活では決して得ることのできない、
宝物となったようです。
さあお別れです。
ユナにメッセージを伝えます。
ナナミ
「最後までユナの姿を見届けることは
できなかったけど
元気に育って搾乳する立派な牛になって
みんなに幸せを届けるような存在になってね」
ユキコ
「ユナ!会えてうれしかったです!
いつまでも元気でいてね~」
最後にみんなで「ユナありがとう!」
最後にお世話になった佐藤場長へ
あぐり娘がシチューを作りました。
仁成ファームで搾られた牛乳と、
地元産「阿寒丹頂黒和牛」や
野菜をじっくり煮込んだ
女子高生特製のホワイトシチュー。
隠し味の黒胡椒が決め手の
スパイシーな大人の味に仕上げています。
感謝の気持ちを込めた料理に
佐藤場長の感想は?
佐藤場長
「おいしいです!クリーミーで!」
さて女子高生たちは?
ナナミ
「わたしもともと牛乳が嫌いだったけれど
根釧牛乳はむしろ好き!
これも新鮮な牛乳だからかもしれないけど
家で食べるのと全然違って美味しい!」
見るものすべてが驚きの連続だった、
女子高生達の酪農シリーズ企画。
大規模経営を展開する仁成ファームの
佐藤場長にとっては、
どのような時間だったのでしょう。
佐藤場長
「普段はどうしても作業に追われて
忘れてしまうことに
改めて気づかされたというか…
牛乳を生産しているんですけど
その先に食卓という部分までは
なかなかイメージするのがつかない…
彼女たちが気づかせてくれた。
その先があるんだよ…と」
森崎
「いろんな方が携わって
北海道の農畜産物って
スケールがでかいし
たくさんの人が従事して
私達の食卓に届いてるって
どの農産物もそうなんだけど
北海道は一大酪農産地なんだから
これは伝えていきたいですよね」
最後のあぐり娘の体験ノートから…
砂押祐貴子
「私が今まで何も考えずに飲んでいた牛乳に
こんなドラマがあったなんて
初めて知りました。これから全く知らない
大人も大勢いると思うので
しっかり後世に伝えていくのが大切だと
思いました」
藤村七海
「エサやり、牛舎の掃除、お世話、
それだけにとどまらず、
もっともっと広いネットワークで
私達においしい牛乳を届けてくれて
いるんだということが1番印象的でした。
私たちの生活に必要な現場を知ったことは
一生の宝にしたいです」
8か月にわたり
仁成ファームのみなさん
本当にお世話になりました。
牛乳がもっともっと好きになりました。
ありがとうございました!