あぐり王国 放送内容

2015ǯ1226土
♯365 ブランド牛肉 十勝和牛に込められた産地の想い編


佐々木
「雄大な山々…広い大地が広がる音更町
 十勝和牛をみんなで学びたいと思います」

北海道は肉用牛の一大産地。  
北海道で育った子牛が全国的にも
有名な牛肉になる牛として出荷されているのです。
そんな中、北海道にも全国から注目される
和牛がいます。その名は‘十勝和牛’!





佐々木
「今日はある方と待ち合わせしているんですけど…」

森崎
「待ち合わせで人を待たせる人は嫌いです!」

佐々木
「もう来てるかなあ…」





女性「こんにちは~!」

森崎「これはどうもどうも…」

女性「お待たせいたしました」

森崎「いま来たばっかりです」

河野「全然言ってること違うでしょ!」

ということでなんだかいつもと違いますよ…

森崎「あれ?あぐりっこは?

佐々木「今日はあぐりっこじゃないんです」





今回は札幌大谷高等学校の家庭科と国語の
先生お二人にお越しいただきました。

森崎
大谷高校と言えば女生徒と一緒に
 酪農を学びましたよね。
 そこの先生方ですか?」

河野
「なんで家庭科の先生と国語の先生?」

家庭科 谷浦 伴子先生
「食の安全ということを大事に生徒に
 伝えたいと思っています」

国語科 泉 佳宏先生
「国語は自分の考えたことを自分の言葉
 伝える事が大事な教科です。
 実際に体験してみて子供たちに伝えたいと
 思って今回参りました」
 
ということで今回はアダルティーなメンバーで
十勝和牛を学びます。





私たちが普段食べている牛肉。
実は3種類あります。

まずは「サシ」と呼ばれる
脂が多く入っている高級な和牛の肉。

赤みに程よくサシの入った交雑牛の肉。

そして脂が少なく赤みを味わう
ホルスタインの肉です。

谷浦先生
「十勝和牛はあまり手に入らないかな…」

泉先生
「十勝和牛を札幌でなかなか見ないですね」





となかなかお店で見かけない
‘十勝和牛’ですが、その理由について
十勝和牛振興協議会の由佐哲朗さんに
話をうかがっていきましょう!



由佐さん
「十勝には繁殖牛というお母さん牛が
 1万8千頭くらいいまして
 そこからいっぱい子供が生まれるんですけど
 その子牛を素牛(もとうし)と言うんですけど
 そのだいたい1万4千頭
  ほとんどが道外に出荷されているんです、
 仔牛として… 
 そして各地の有名なブランド牛として
 育てられてるというのが現状です」

森崎
「松坂牛とか神戸牛とか元をただすと
 どさんこだったってよく聞きます」

つまり素牛(もとうし)のほとんどが
道外に出荷されてしまうので
北海道にはあまり出回らないのです。
しかも…





佐々木
「北海道の素牛としてではなくて
 十勝和牛の素牛として市場では
 非常に評価が高い!」

森崎「やっぱ十勝すげーな~~」

北海道は道内各地で素牛を生産し
全国へ出荷しているのですが、
そのほとんどは‘道産の素牛’
として出荷されます。
素牛の段階で名前が付いているのは珍しい事。
それだけ評価が高いのです!





森崎
「だからと言って全国に好評だからって
 全部出荷しちゃったら北海道には
 残っていないの?と思ってしまう…」

由佐さん
「十勝でも一生懸命肥育(ひいく)をされて
 お肉として出荷している生産者もいまして
 1700頭を十勝和牛のお肉
 として出荷してます」





と、ほとんどを素牛の段階で全国へ
出荷してしまう十勝和牛ですが
地元で大きくなるまで育て、
‘十勝和牛’を楽しんでもらおう~
という動きが今盛んなんです。

ということで十勝和牛を育てて30年。
素牛での出荷はせず、
牛が大きくなるまで育てる事を専門にしている
山川克之さんに話を伺ってみましょう!




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