次は美味しい牛肉にするために
たくさんの工夫をしているという
エサについて学んでいきます。
佐々木
「さてエサを用意してもらいました」
山川さん
「これが子牛に与えるエサです。
牧草だけでは取りきれない栄養を
こちらの配合飼料を補います」
肥育牛(ひいくぎゅう)になると…
森崎「全然違う!草が変わりましたよ」
山川さん
「これは稲ワラです。
素牛の時はエサにビタミンAが
非常に多く含まれているのですが
肥育用のエサにはビタミンAが
ほとんど入っていないんですよね」
河野「それはどうしてですか?」
山川さん
「ビタミンAが多いとサシが入りにくと
言われているんですよ」
あぐり一行「へえええ~そうなんだ」
山川さん
「ビタミンAを
最低限レベルで与えているんです。
そういう設計になっているんです」
あぐり一行「へええ~」
森崎
「ずいぶんと囲われて少ない頭数ですよね」
山川さん
「仕切ることによって個体管理を
しっかりやっていくのも目的ですよね」
泉先生「少人数クラスみたいな感じですね」
山川さん
「こうやって育てて出荷したときに
枝肉(エダニク)というのを見るんですけど
その結果を見てどこで改良が必要なのかを
自分たちで勉強していますんで…」
河野「枝肉を見てわかるんですか?」
山川さん
「だいたいこの時期に失敗したな…
といううのがわかります」
先生方「へええ~」
肉牛生産者として牛の命を全うさせるため、
手をかける事を怠らない山川さん。
牛がこんなになついているのは
その証なのかもしれません。
山川さん
「生産者として愛情をかけて
ずっと育ててますので
その結果がどうなったのかっていうのを
最後まで見届けてあげたい
という気持ちは強いですよね。
そして十勝の方の消費量をあげていきたい。
全道・全国へとどんどん拡大していきたい」