あぐり王国 放送内容

2015ǯ1226土
和牛のセリに潜入


山川さんはじめ十勝和牛の生産者が
肉質向上のために通うという
道内唯一の枝肉市場へ。
この日はちょうどセリが行われていました。

【場所】ホクレン十勝枝肉市場





森崎「うわ~迫力あるね!」

谷浦先生「すごい…」

河野「でかいでかいでかい…」

森崎
「ここに集まっているみなさんとは??」





ホクレン 景川 能史さん
「本州・北海道内の様々な食肉に関する
 卸問屋さんです。
 牛1頭単位での取引をしてます」



一年に20回行われるセリ。
十勝和牛はもちろん、
様々な肉牛が競り落とされます。
仲買人の人達は肉質などが書いてある資料を
見ながら値段をつけていくんです。



佐々木
「セリの様子いかがでしたか?」

泉先生
「牛が骨と肉の塊の状態で次々とと出てきて
 しかも思っていたよりも大きかった…」

森崎
「値段が決まるのがすごくスピーディー!」

A5やA3など聞いたことがあるか
と思いますが仲買人の人達も競り落とす
参考にするという‘肉の格付け’。
A、B、Cのランクや1~5の数字には
意味があるんです。





佐々木
「どのように評価されてランク付けされる?」

景川さん
「肉の第6・第7ろっ骨の間を切開して
 ①ここの胸最長筋の霜降り具合または肉の色、
 ②バラ肉の厚さ③脂肪の厚さ
 これらを総合的に判断して格付けが決まります」





景川さん
「A5と書いていますが…
 肉のランクは1~5の中で
 5が一番いい肉と言われています」



まずは数字。
脂肪の交雑具合や肉の色などを
様々な項目を数値化し、
5を最高ランクとして格付けします。



景川さん
「このAというのが1頭の枝肉から
 どれくらいの肉の量がとれるか?
 歩留りの基準を表していまして
 Aが一番とれる」

そしてアルファベットは
皮・骨・内臓などを取り除き、
どのぐらい肉が残るかを表したもの。
同じ体重の牛でも個体差があるので
よく取れるものからA・B・Cとランクをつけて
います。つまりA5は質のよい肉がたくさん
とれるという事を表しているのです。





A5とC2(交雑種)見比べてみると…

河野「C2…充分に美味しそう!」

景川さん
「Cなので脂が多く赤肉の量が少ない
 ということになります。
 ただ今の赤肉志向の中では
 逆にこういったものを好まれるお客さんも
 増えています」




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