山口さん
「実際見に来たってのは大きいよね」
森崎
「でも後には引けないですよね…」
山口さん
「自分の意思で家族を連れてきた
責任がありますので
不安に思ったり壁にぶつかったときには
引くわけにはいかないんだ!と」
酪農業は家族の協力がとても重要。
毎日朝と夜の搾乳作業は、
もちろん奥さんも行います。
佐々木
「さきほど牛舎にお邪魔したんですけど
牛舎にいろいろなコメントが
書かれていたんです」
裕子さん
「あれはですね…
仕事が始まったばかりのころは
時々私が失敗をするんです。
そうするとそのことを忘れないように
書いてくれました」
森崎「小学校みたい!」
佐々木「教室みたいな牛舎ですね!」
そして娘の海緒(ミオ)ちゃんも積極的に
お手伝いをしているんだとか。
海緒ちゃん
「家族全員で仕事をしたりするのは
他にはあまりないと思うので
すごく良いと思います!」
森崎
「こんなんに働いてる親父の姿を見せられる
職場ってそうそうないよね~
一緒にいられる時間も
増えたんじゃないですか?」
裕子さん
「…本当のことを言っていいんですか?」
森崎「言ってください!」
裕子さん
「東京にいる時から…
彼と一緒にいられる時間って限られていて
先生をやっていた時も
とても熱心な先生だったので
娘とお留守番がとても長かったんです」
裕子さん
「なのでこうして一緒にいる時間が
増えてくれたおかげで
とても心強いしありがたいし幸せです」
森崎・藤尾
「よかったー」
山口さん
「家族で力を合わせて
ひとつのものを作るというのは
会社とかではなかなか出来ないので
みんなが元気じゃないと農場は回らないと
本当にひしひしと感じますね」
じゃ~ん もんすけです。
酪農のまち別海町を支える戦力の1つ、
‘新規就農者’。山口さん初め、
頼もしい新規就農者を輩出しているのが、
別海町酪農研修牧場。
1996年、別海町内にある3JAと別海町が
新規就農者の育成を目的に設置しました。
別海町酪農研修牧場 吉田達夫場長
「3年を基本として研修生には研修をさせています。
主に家族で就農を希望する方々を受け入れて
研修をしています」
酪農家を志す人達が全国から集まる施設。
現在は9組の研修生が酪農家さながらの
生活を送り、就農を目指しています。
研修生 石井香純さん
「牛が最初は怖かったんですけど
やっぱり慣れてかわいいなと
思えるようになりました。
これから就農したら大変なことって
たくさんあると思うんですけど
今のところは辛いなと感じたことがなくて
むしろ楽しく働けています」
家族での時間を大切にしたい!という
夫の想いを受けて研修に励んでいる石井一家。
施設内には家族用の住宅もあって
子供を育てながらでも
しっかり学ぶことができるんです!
そしてサラリーマンから転身をした小田さんは…
研修生 小田潤一さん
「絞られた牛乳がそのまま商品になって
お客様の元に届いているので
高い意識を持ってやることが出来ます。
僕の牧場にいて牛が良かったなと
思ってくれるような牧場を作っていきたい
イキイキと研修している皆さんが
別海町の酪農を支える力になっていくんだね!
この施設で生産された生乳は
牛乳としてはもちろん、
チーズやアイスクリームなど様々な商品となり、
私たちの食卓に届けられているんです。
ということで、ここからは別海町が行っている
地産地消についてあぐりっこと一緒に
学んでいきましょう!
今回のあぐりっこは
小学6年生の木村碧月(みづき)ちゃん。
小学5年生の清家綾乃(あやの)ちゃんです。
佐々木
「さてみなさん目の前に並んだこの商品」
ミヅキ「なんか見たことある気がする!」
藤尾
「このキャラクターは見覚えありますよ」
ということでべつかい乳業興社の
加藤裕介さんからお話を伺っていきます。