あぐり王国 放送内容

2016ǯ01��23����土��
野菜の生命力をいただくベジブロス


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佐々木
「では野菜ダシは何を使って作るのか?」

タカコ先生
「ベジブロスは今まで捨てていた
 野菜の皮端っこ、
 ワタとか根っこ、そういう所を使って
 作るのがベジブロスって言います」





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森崎「生長点とは?」

タカコ先生「の所です」

森崎「根が勢いよく伸びる!」

タカコ先生
「そこが一番エネルギーの高い所なので
 そういった所を使う!」





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森崎
「今、目の前にありますが…
 本来、玉ネギの皮とかどうしてますか?」

アヤさん・タマキさん(声を揃えて)
「捨てます!」

森崎
「凛としておっしゃいましたよ。
 でも先生はここを捨てずに活用している」

タカコ先生「そうなんです!」





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タカコ先生
「生ごみみたいに見えるかもしれないですが
 これは本当にお宝の山なんです!」

森崎
「これがお宝の山?
 お母さん方いま不思議だと思います」





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アヤさん
「(野菜などの)皮からダシが取れるなんて
 思いもしなかったですね…」

佐々木
「つまり先生。この部分には何が入っている?」





��タカコ先生
「例えば太陽の紫外線とか雨・風・雪から
 野菜は自分の体を守るために
 自分の命を守る成分を1番外側に含んでいる!
 次の世代へつないでいく種の部分にも
 強い成分を含んでいる…

 野菜にとっては野菜の命を守るもの…
 でも人間にとっては美容や健康、
 みんなの免疫を強くする
 働きがあるということが
 細菌少しずつ分かってきました…」



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じゃ~ん もんすけです。
野菜のタネや皮などを使った万能ダシ
「ベジブロス」。その栄養価について、
改めて荒川先生に聞いてみました。

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「今まで捨てていた野菜の皮とかヘタの部分を
 植物由来のファイトケミカルと呼ばれる
 化学成分が抽出でき、
 その中には例えば抗酸化性のポリフェノール
 水溶性の食物繊維などがありますが
 免疫力を高めてくれたり
 老化や様々な病気の予防効果
 期待ができるんですね。
 ただ注意点としてアクが強くて
 おひたしにするような野菜については
 そのアクの有害性もありますので
 避けてほうがいいかもしれません。
 
 野菜の持ち味を隅々まで活かす工夫が
 とても大事ですし、そのことが結果的に
 食品ロスという無駄な部分をなくす…
 ということにつながるので 
 結局的に心がけて頂けたればと思います」





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佐々木
「実はポイントがあるんですよね」

タカコ先生
「色んな種類のものが多ければ多いほど
 美味しいベジブロスができます。
 玉ネギばっかりとかセロリばっかりではなく
 野菜の種類が多い方
 おいしく出来ます!
 それでベジブロスに使う際に取扱い注意
 野菜があるんですよ。
 代表がナスなんです。
 皮の部分…色が出てしまうんですね。
 紫色のベジブロスになるので
 使う料理を選んでしまうんですよ」

森崎「その料理に色が出ちゃう!」

タカコ
「なので取扱い注意は色の出る野菜!」





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そのほかキャベツやブロッコリーの芯など、
硫黄成分を多く含むアブラナ科の野菜
入れ過ぎると、硫黄の臭いが強くなるので
注意が必要とのことです。

森崎
「ダシっていうのは立つ香りの良さも
 ありますもんね…
 それがダシを嗅いで、うっくさい!ってなると
 ちょっと残念ですね」





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森崎
「そして色んなものを入れることが良い」

タカコ先生
「はい!奥行きのあるおいしい
 ベジブロスが間違いなくできます」



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