佐々木
「では野菜ダシは何を使って作るのか?」
タカコ先生
「ベジブロスは今まで捨てていた
野菜の皮や端っこ、
ワタとか根っこ、そういう所を使って
作るのがベジブロスって言います」
森崎「生長点とは?」
タカコ先生「根の所です」
森崎「根が勢いよく伸びる!」
タカコ先生
「そこが一番エネルギーの高い所なので
そういった所を使う!」
森崎
「今、目の前にありますが…
本来、玉ネギの皮とかどうしてますか?」
アヤさん・タマキさん(声を揃えて)
「捨てます!」
森崎
「凛としておっしゃいましたよ。
でも先生はここを捨てずに活用している」
タカコ先生「そうなんです!」
タカコ先生
「生ごみみたいに見えるかもしれないですが
これは本当にお宝の山なんです!」
森崎
「これがお宝の山?
お母さん方いま不思議だと思います」
アヤさん
「(野菜などの)皮からダシが取れるなんて
思いもしなかったですね…」
佐々木
「つまり先生。この部分には何が入っている?」
じゃ~ん もんすけです。
野菜のタネや皮などを使った万能ダシ
「ベジブロス」。その栄養価について、
改めて荒川先生に聞いてみました。
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「今まで捨てていた野菜の皮とかヘタの部分を
植物由来のファイトケミカルと呼ばれる
化学成分が抽出でき、
その中には例えば抗酸化性のポリフェノール
水溶性の食物繊維などがありますが
免疫力を高めてくれたり
老化や様々な病気の予防効果に
期待ができるんですね。
ただ注意点としてアクが強くて
おひたしにするような野菜については
そのアクの有害性もありますので
避けてほうがいいかもしれません。
野菜の持ち味を隅々まで活かす工夫が
とても大事ですし、そのことが結果的に
食品ロスという無駄な部分をなくす…
ということにつながるので
結局的に心がけて頂けたればと思います」
佐々木
「実はポイントがあるんですよね」
タカコ先生
「色んな種類のものが多ければ多いほど
美味しいベジブロスができます。
玉ネギばっかりとかセロリばっかりではなく
野菜の種類が多い方が
おいしく出来ます!
それでベジブロスに使う際に取扱い注意の
野菜があるんですよ。
代表がナスなんです。
皮の部分…色が出てしまうんですね。
紫色のベジブロスになるので
使う料理を選んでしまうんですよ」
森崎「その料理に色が出ちゃう!」
タカコ
「なので取扱い注意は色の出る野菜!」
そのほかキャベツやブロッコリーの芯など、
硫黄成分を多く含むアブラナ科の野菜を
入れ過ぎると、硫黄の臭いが強くなるので
注意が必要とのことです。
森崎
「ダシっていうのは立つ香りの良さも
ありますもんね…
それがダシを嗅いで、うっくさい!ってなると
ちょっと残念ですね」
森崎
「そして色んなものを入れることが良い」
タカコ先生
「はい!奥行きのあるおいしい
ベジブロスが間違いなくできます」