あぐり王国 放送内容

2016ǯ0305土
歴史あるキノコ栽培


培養を終えたら、
菌を植え付けた瓶の上部にある古い菌を
掻いて削り取る“菌掻(か)き”
呼ばれる作業が行われます。




西村さん
「菌掻(か)きというという作業をしてます。
 瓶を反転して菌を掻いています」




西村さん
「表面の古い菌をキレイに落とします」

森崎
「この部分(白い部分)が種付けをした古い菌。
 下の部分が新しい菌。
 上の古い菌を掻き出す作業が菌掻き」





佐々木
「ここの工場はコンパクトですね」

西村さん
「以前は菌掻きを生産者が各自
 行っていたが、それを大型の機械を入れて
 共同作業にすることで
 コストを下げました」





じゃーん もんすけです。
エノキタケの生産量・道内ナンバーワンの
キノコの里・愛別町。
キノコ栽培がスタートしたのは
今から40年以上も前のことなんだよ。

JA上川中央 鈴木隆之さん
「米の生産調整が始まったことをきっかけに
 愛別町ではエノキタケ栽培に着目して
 1972年から試験生産に取り組みました。
 JAではキノコ課を設置して専門のスタッフによる
 販売・種菌・原料調達・共同選果を行うなど
 生産者に対する支援体制を強化してきました。
 2007年までに主要3品種であるエノキタケ、
 ナメコ、マイタケの培養センターも設置して
 生産体制の強化による生産量の大幅な拡大や
 各施設での雇用創出を実現しております。
 今後は生産者と共にレシピ開発により
 キノコの消費拡大はもちろん
 JAとしてもキノコのさらなる産地化をめざし
 できる限りサポートを行っていきたいと
 考えています」

エノキタケの栽培から始まった
愛別町のキノコ栽培。
今では知らない人がいないほど
有名になったキノコの里は生産者だけではなく
JAやマチ全体の努力があったからなんだね。





さてお次は培養センターを離れ、
発生棟(はっせいとう)と呼ばれる施設へ-。

藤尾
「さっきと雰囲気ちがうぞ…」





森崎
「遠目に見ると食堂にある箸立かなと思った…」

藤尾「発生してますねえ~」





収穫段階にまで成長した菌床の瓶は、
およそ4000本。
発生棟では大きく3段階の
栽培ステージを設けて、
エノキタケを育てています。



西村さん
「こちらが菌掻きが終った状態です」





西村さん
「次に“芽出し”とよばれる部屋があります。
 室温14℃、湿度95%に保たれた部屋で
 9日間かけて芽を出します」

さて芽がでたら…?




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