あぐり王国 放送内容

2016ǯ0319土
冬の作業は重要だった!


さてリンゴの木をよくみてみると
雪の中に枝が埋まっています。

森崎
「枝が雪の下にあると
 雪がとけて行くのと同時に
(雪に)引っ張られてしまう。

 ほらここに…
 裂けちゃった…」

藤尾「かわいそう」





森崎
「こうならないように救出してあげよう」

ということであぐりっこが枝周りを
除雪していきます。

藤尾「すごい埋まっているね」

最後は折れないように手でゆっくり
雪の中から取り出します。





さて佐々木アナウンサーも大奮闘。

森崎
「岩手っ子・大胆です。
 やっぱり雪深い所の出身だよ、あんた!」

佐々木「んだよおお」

雪をかいて枝を救出するヒナタちゃん。

佐々木「やったああ~イエーイ」

ヒナタ「結構深くて大変でした」

森崎
「こういう大変な思いを冬のお仕事として
 農家さんはしているんですね」





続いて、もう一つ重要な
冬の仕事を見学させていただくことに…

森崎
「なんか来たぞ!」

藤尾「下がキャタピラになってる!」

すると黒いものを振りまきながら
畑を走り出しました。





東井さん
融雪剤をまくんです。
 果樹園でもまくんです。
 雪な中に枝が埋まっているので
 雪を上から少しでもとかしてあげたい」
 
森崎
「下からとけると枝が引っ張られるから
 上からでもとかしたい」



融雪剤をまくことで雪による枝へのダメージを
少なくするだけではなく、
雪解けを進めることで、
地中の温度が早く高められ、より長い期間、
リンゴの栽培を行うことができるんです。



東井さん
「雪があると春の肥料をまいたり
 草を刈ったり…そういう作業が遅れるんで
 早く土を出してやりたい」

森崎
「雪解けを待って…なんて悠著なことを
 言ってられないんですね」

東井さん
「(融雪剤をまくと)
 10日以上早くとけるから」

森崎「その10日はでかい?」

東井さん
大きいです!
 春の10日間はものすごく貴重!」
 
森崎
「なるほど~でも驚きですね。
 果樹農家の方々は
 こんなに冬の作業が多いなんて…」





様々な果樹の栽培を行っているので、
リンゴだけではなく、
そのほかの果樹の剪定や
融雪剤散布も行っています。
また果樹の枝を食べにやって来る
鹿の侵入を防ぐ
防護ネットの雪よけも、
冬の大切な作業のひとつです。



生産者の努力に感謝しながら、
健やかなリンゴの成長、
そして秋の豊作を願い、
あぐり一行も自らの手で、
融雪剤をまかせていただきました。


(C)HBC