あぐり王国 放送内容

2016ǯ0326土
牛の個性に合わせて…


まずは手搾りでお乳を出します。

佐々木「5回くらいですよね」

菊地さん「10回くらいでもいいですよ」

佐々木「私の握力もつかなあ~」





ミルカーをお乳にセット中の河野君も
悪戦苦闘。

河野
「いやあ~外れた!!!
 ごめんね急ぐね…思ったより難しい」

河野「待ってまって!」

亜希さん「待ってくれないんですよ~」





菊地さん達は一連のやり方を教えたら
出来る限り手を出しません。
体験者自ら考え作業をすることで
色々な事を感じてほしいと
思っているからなんです。



佐々木
手がいた~い!足がいた~い」

藤尾
「ふううう…
 時間かけやがってって顔ですよね。
 いや申し訳ない…」





牛によって違う体と性格。
搾乳は1頭1頭に向きあわなければ
出来ない作業です。

自分が搾っている牛乳は
‘必ず誰かが口にする’
いう責任が3人を作業に没頭させます。

気が付けば最後の1頭になっていました。

河野
「待って!ヒザ笑ってる…」





外に出てみると…
佐々木「星出てる~」

ほっとしたのか三人は
一気に話出しました。

河野「ほんまにヒザ笑ってるのさ、やばいよ」

佐々木
「私なにより握力!重たいんです。」

河野「ミルカーね」

藤尾
「(お乳が)ついてる場所も牛によって違う!
 後ろのほうにあるのもある」

河野「そうしたら手がこう…」

藤尾「それぞれの牛にそれぞれの搾乳あり」





搾乳の後はお風呂で汗や汚れを落とします。
キレイなったところでみんなで夕食の準備。
6時半。なんだかみんなで楽しそう…

午後8時20分いよいよ夕食です。

菊地さん
「ようこそ広尾町へ。
そして作業お疲れ様でした。
(牛乳で)カンパーイ!」

3人「うわーうまいね…」

お食事は野菜のホットプレートで焼いて
トロトロのチーズをかけて頂きます。

佐々木「豪華ですねえ」

河野
「体験される方のお食事ってこんなんですか?」

菊地さん「そうですよ!」





さあチーズをかけますよ…

藤尾「すごーい」

佐々木「ハンバーグとチーズの相性バッチリ」

亜希さん
「これはうちの牛で作ったハンバーグ」

菊地さん
「搾乳牛としてのお役目を終えて
 お肉になった牛なんですけど
 こういう時にみなさんに食べてもらってます」

藤尾
「なんかのどにね…
 美味しいんだけど、
 それだけじゃないよね。
 なんか色々考えちゃうよね」

菊地さん
「そう思っていただけたら本当に嬉しい。
 やってもらった甲斐があります」





千葉県出身の菊地さんが
新規就農の夢を叶えたのは27歳のとき。
それから6年後には、
酪農教育ファームの認定を受けました。

菊地さん
「受け入れされている農家さんの集まりに行って
 受け入れた時の映像を見せてもらった。
 農家さんと修学旅行生が対面するときは
 ダルそうな…
 ところが次の日の退村式になったら
 帰りたくないって…
 そんなふうに変ってくれるパワーが
 酪農家にはあるのかなって思って…」

藤尾
「他人を我が家にいれて…
 そういうことをやろうってスゴイな…」





菊地さん夫婦と3人は同世代。
酪農についての熱い話に花を咲かせつつ
酪農研修 1日目が終了。


(C)HBC