森崎
「ここが冬の北海道の畑ですね…
ご覧ください!」
今井シェフ「もう雪しかない!」
森崎
「これが北海道の自然です」
今井シェフ
「これ…どこに小麦があるの?」
森崎
「どこにあるかって思いますよね。
まだまだ北海道は寒いでしょ」
今井シェフ
「寒い!東京にはない寒さだね!」
小麦生産について詳しく教えていただく、
生産者の萩原英樹さん。
小麦のほかにも、大豆やビートなど、
およそ36ヘクタールの畑で農業を営んでいます。
今井シェフ
「ぼくすごく楽しみで!
雪の中に小麦があることが不思議!」
森崎「小麦は…どこですか?」
萩原さん
「実はみなさんのすぐ後ろにあります」
今井シェフ「本当に??」
森崎「これが小麦畑です!」
今井シェフ
「全然意味がわからない!」
憧れアナ「私もわからないです」
雪原を歩いていると-
萩原さん
「この辺、掘っちゃいましょうか」
今井シェフ
「踏んでていいんですか?」
萩原さん「全然大丈夫です」
ではスコップで掘ってみますが…
森崎
「そんなんじゃ全然ダメだ!
もっと腰入れて!
スコップを刺して!腰入れて!」
憧れアナ「シェフしっかり」
森崎
「この人、包丁より重いものを
持ったことないからね」
萩原さん
「出ましたよ。
これが越冬した小麦なんです」
今井シェフ
「え~え~え??
ただの葉っぱでしょ?
いやーなんで?」
萩原さん
「雪が降る前にはが5枚~6枚まで成長して
越冬するんですよ」
今井シェフ
「自分の頭の中が…
これで生きているんですよね?」
萩原さん「もちろん!生きていますよ」
初めて見る道産小麦の冬の状態に、
とまどいを隠せない今井シェフ。
ここで小麦の栽培スケジュールについて
生産者の萩原さんに教えていただくことに。
萩原さん
「この小麦“ゆめちから”という品種は
秋まき小麦で初めてパンにも
中華麺にも向くという品種なんです」
森崎
「“ゆめちから”めっちゃうまいっす。
香りも良いしチカラもあるしね」
萩原さん
「まさにイタリアの小麦デュラムに
負けないくらいの品種特性があります」
今井さん「すごいな」
秋に種をまいて冬の厳しい寒さに耐えて育つ、
北海道を代表する小麦品種の「ゆめちから」。
ゆめちからを含めた小麦は、
北海道農業にとって重要な役割を担っています。