離農した酪農家の牛舎を
そのまま活用している村田さんは、
およそ60ヘクタールもの広大な牧草地を
管理しながら生乳の生産を行っています。
新規就農して間もない頃、
乳牛の飼育頭数はおよそ40頭でしたが…
村田さん
「約40頭だったのが65頭になりました」
森崎「1.5倍じゃないですか!」
村田さん
「バンバン生まれてバンバン育ててますんで」
森崎
「僕ら来たときも生まれたもんね!
あれ忘れられないよなあ~」
あぐりっこ「はい!」
前回、偶然にも乳牛の出産に立ち会い、
そのお手伝いもさせていただきました。
小学生だったあぐりっこの心に深く刻まれた、
感動の体験だったのです。
森崎「引っ張ったもーん!」
村田さん
「いやあの時はありがとうございました!」
森崎
「とんでもないこちらこそ貴重な体験を…」
村田さん
「あのときの親牛はまだ牛舎にいます!」
あぐりっこ「へえ~♪」
森崎
「憧れちゃん。ひょっとして酪農は?」
憧れ「初めてです!」
森崎「大きい牛に会うのは?」
憧れ「初めてです!」
森崎
「すごいぞ…気ままにうんちします。
尻尾が上がったら注意だよな?」
笑い出すあぐりっこ。
憧れ「尻尾が上がったら何が起こる?」
森崎「うんこです!」
憧れ「さっそく…」
森崎「見たいね!」
村田さん
「分かりました…
でもちょっといいですか?
実は…生まれそうな牛が!」
憧れ&あぐりっこ
「ええええ~~!!!」
森崎「また?」
森崎
「君たち高校生だから引っ張ってくれる?」
モエリ「いいんですか?」
驚きの表情を隠せないあぐりっこ!
こんな奇跡があるなんて…
大下「こんなことってあります?!」
村田さん「この子です…」
憧れ「牛おっきいい…」
村田さん
「ちょうど前足がでてます。
まず手を突っ込んで中の状態を
見たいと思います」
出産の際には子牛が逆子に
なっていないかを確認するため、
消毒をした手袋を履いて、
酪農家が自ら確認します。
村田さん「大丈夫!正座になってますね」
森崎
「人間だったら産婦人科の先生とか
助産師さんとかいるじゃない?
でも牛の場合は全部
酪農家さんが作業する」
様々な酪農の仕事を難なくこなす、
新規就農者の村田さん。
このあと、子牛の足にベルトをかけて、
いよいよ分娩です。