モエリちゃんが牛の鎖を外します。
すると何も言わないのに
牛舎の外へと出て行きました。
モエリ「いってらっしゃーい」
憧れ「すごい!」
森崎「自分で行くんだ」
憧れ「道分かるかな?すごい行くんだあ」
みんながみんな言うことは聞きませんよ…
反対側に行ったり、
駄々をこねて動かなかったり…
憧れ「せーの!よいしょ~
綱引きみたい!」
作業開始からおよそ30分。
すべての牛を牛舎の外へ出して終了。
モエリ
「大変でした。毎日この作業するのは
疲れると思いました」
森崎
「憧れさんあなたは何をしたの?
なんでそんなに汗かいてるの?」
憧れ「わたし…交通整理!(笑)」
さて放牧している牛さんの様子はどうでしょう?
森崎
「すごいキレイだあ~
うしろに雪が残る山があってさあ
この緑の中にさあ北海道の乳牛だよなあ」
憧れ「きれいな牧草ですよね」
村田さん
「僕は何もしてないです。
牛たちがうんこをだして
自分たちで踏んで耕して…
牛たちが牧草を作ってくれて
それを食べているという
循環がうまれています」
村田牧場では冬の時期を除いた、
5月頃から9月頃までの間、
乳牛の放牧を行っていますが、
その放牧スタイルは、
広大な放牧地を区切らずに放牧させる方法と
細かく区分けをして放牧させる、
2種類に大きく分かれるそうなんです。
村田さん
「放牧するといくつかの牧区(ぼっく)に
分ける場合が多いんです。
牛を入れない牧区は、その間牧草を成長させる。
あまり伸びすぎると牛が
食べなくなっちゃうんで…」
村田さん
「僕はここの農場を引き継ぐことができた時に
これだけ広い平らな土地があったんで
これをひとつの放牧地にしたい!
という思いがあったんで区切らなかった!」
憧れ
「放牧をするとどんな牛が育つ?」
村田さん
「お腹がぷっくりして丈夫な牛。
常に歩いているので
足腰が強くなりますねえ」
森崎
「ユウカこういう景色みてどうですか?」
ユウカ
「この牧草が広がってる所もそうですけど
中頓別町は山が多いから
牛の鳴き声がやまびこになって
返ってきて聞こえてくるのが…
なんか…
実はこの場所ならでは
なのかなと思いました」