あぐり王国 放送内容

2016ǯ0611土
とにかく広い!より実践に近い学び


東農大オホーツクキャンパスについて、
詳しく教えていただくのは、
生物生産学科の4年生、阿部 明弘さん。 
道南・今金町出身の21歳です。

森崎
「つい最近、種イモの取材で今金町
 お邪魔しています。
 もしかして実家が農家なんですか?」
 
阿部君
「父母は違うんですが祖父母が
 農業(米農家)を営んでおります。
(大学を卒業したら)
 農家を継ごうかと思っています」





憧れアナ
「阿部くんのように実家が農家の人や
 道内出身の人が多いんですか?」

阿部さん
逆に少なくてですね…
 学生は1700人ほどいるんですけど
 道内出身者は約1割しかいません!
 沖縄県も鹿児島県もいます」





東農大オホーツクキャンパスで学ぶ学生は、
およそ1700人。
農学に関わる4つの学科があり、
それぞれの分野でより専門的な研究や
実習授業などが行われています。



森崎
「それにしても生徒さんが実習している畑。
 ずいぶんと広い畑ですね」

阿部君
「そうですね…実はこの畑は
 地元の農家の畑
 お借りしていまして
 今日もここ以外に11か所で実習を
 行っております」





実習授業では地元近隣の生産者の
畑にお邪魔して、
生産者から様々な技術を教わりながら、
実践的な農作業体験を行っています。

森崎
「一般の農家さんの畑での農業体験は
 なかなかできないことだよね」

阿部君
「地域の皆さんとの関わりが深い大学!」

北川「農家に直接教えてもらえるんですね」





さらにオホーツクキャンパスならではの取り組みが…

阿部君
「オホーツクキャンパスでも
 網走寒冷地農場という生産物の出荷や
 販売を目的とした
 21ヘクタールの畑をもっています!」

森崎
「すごい!恵まれてるねえ」





「東京農業大学 網走寒冷地農場」では、
馬鈴薯小麦ビート畑作3品を中心に
栽培から出荷まで行っています。



大規模な機械化畑作農業が
行われる網走エリアは、
複数の生産者が組織を作り、
農業機械や施設の共同所有、
そして共同作業を行いながら
農産物を生産する特色があり、
網走寒冷地農場も
網走市音根内(おんねない)の
生産者11戸で構成される、
「農事組合法人 網走農場」の
一員となっているのです。

憧れ
「生産者の小田切さんと伊藤先生にも
 お越しいただきました」





森崎
「生徒たちが手がけた野菜がキチンと
 流通にまわっている!
 それもなかなか体験できないことですよね」

伊藤 博武先生
「リアルな畑ですので
 JAを通じて出荷されます。
 本当にやってみるってことです。
 こういうことをやるってことは
 作っている人の気持ちも分かりますし
 食べる人の気持ちも分かるようになる!
 そういう意味では真ん中で働くってのは
 我々はいいことだと思っております」

東京農業大学は、
「人物を畑に還す」という教育理念のもと、
実践力を養うだけではなく、
農作物や地域生産者との触れ合いを通じて、
農業をはじめとする様々な現場に貢献できる
人材育成も行っているのです。





小田切英治さん
「将来的に学生たちが農業に興味を持って
 ひとりでも多くの後継者ができれば
 1地番いいことだと思います!」

森崎
「作って終じゃなくて出荷して流通して
 スーパーに置かれて家庭で食べられる。
 そこまでの流れが大事ですよね」

小田切さん
「やはり自分で作ったものが
 どんな評価を受けるのかまで見ないと
 生産者として作ったことにはならない!」




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