佐藤先生
「いまおいしさを評価する試験をしています。
食品の色合い・味・香りをセンサーで測定し
客観的においしさを判断してます」
森崎
「つまりそれはおいしさが数値化される
ということですか?」
佐藤先生「まさにそうですね!」
森崎「そんなことできます??」
佐藤先生「それを今研究してます!」
山田星花さん 食品香粧学科4年
「牛肉の色調の解析を行っています。
撮影した肉のカラースペクトルという
カラ―コードとして現れて
それを解析していきます」
佐藤先生
「全色調を約4000種類も識別していて
とても細かい差を見ることができます。
明るい赤みとか黒くなった赤みとか
その割合が増えたりすると
鮮度の落ち具合などを色で細かく
解析できるんです。
それを味と香りを機械で識別して
総合的においしさを判断します」
山田さん
「微妙な色の違いがグラフ化されるのが
すごくおもしろいと思います!」
森崎
「そうですよね~
普段じゃ絶対できないですよね」
そしてさらに香料や香水を作る実験を行う
「調香(ちょうこう)室」と呼ばれる部屋へ。
佐藤先生
「今日は実際にパイナップルの匂いを
みなさんに作ってもらおうと思います」
森崎「においを作る??」
北川・憧れアナはウキウキルンルン顔♪
森崎「うわっ!女子たちときめいてる♪」
佐藤先生
「パイナップルの香りは数百種類の物質から
できているんですよ。
今回はその中の特徴的な香りの3つ!
合成して作っているんですけど
もともとパイナップルに入っているもので
食品添加物として認可されてるのでご安心を」
パイナップルの香り成分をもとに、
食品添加物などを合成して作ったという、
3種類の液体の香りを嗅いでみると…
憧れ「パイナップルだ!」
北川「さわやか!」
森崎「パイナップルの缶詰開けた時!」
2つ目の香りは?
北川「ちょっとバニラっぽり香り」
佐藤先生
「パイナップルらしい香りもあれば
全然違うものもありますよね」
香り成分の異なる3種類の液体を
適量ずつ瓶に入れて混ぜたあと、
その液体に浸した“ろ紙”で、
砂糖水を数回かき混ぜます。
たったこれだけの作業ですが…
森崎
「パイナップルジュースと言っていい!」
憧れ「パイナップル水だ」
森崎
「つまりパイナップルの香りを嗅ぎながら
飲むことでパイナップルジュースと
感じるかという実験ですか?」
佐藤先生「そうです!」
佐藤先生
「実際の製品は3つの香り成分ではありません。
10種類以上混ぜますが、それがコレです」
その香りをかいでみると…
北川「うわあああ本物だあ」
森崎「沖縄のアーケード街の香り」
先ほどと同様その香りを付けた砂糖水は?
北川
「すごい…なんなんだろう…
すごい騙されっぷり!」
森崎「これはパイナップルだあ」
憧れ
「最初も十分パイナップルぽいけど
本物は違いますね」
森崎・北川
「本物じゃないよおお」
佐藤先生「本物じゃないですね…」