森崎「掛け合わせなの??それ?」
金澤さん
「見た目はニラです。
味は行者ニンニクです」
森崎
「へええ~でもどうして
ニラと行者ニンニクと掛け合わせた?」
金澤さん
「行者ニンニクは一回収穫すると
そのあと2~3年収穫できないとか
短い期間で終わってしまうんです…」
森崎「確かに収穫期間が短いですよね」
金澤さん
「(行者ニンニクの収穫は)1週間から10日。
それでいうと行者菜は
4月中旬から8月上旬まで
収穫しています」
森崎
「なるほど~長く食べられるようにしたのが
行者菜なんですね」
数年かかる育成期間に対し、
収穫は数週間と短い行者ニンニク。
その短所を補い、
毎年長い期間食べられように
改良された行者菜。他にもこんな違いが…
金澤さん
「行者ニンニクよりも加熱すると
においが少なくなります!
食べた後に外出してもお口の中に
においがあまり残らないです!」
森崎「いいですねえ」
北川「いいとこどりなんですね」
じゃじゃん!もんすけです。
ニラと行者ニンニクをかけ合わせた
新顔野菜「行者菜」。
気になる栄養価について行者ニンニクを
研究して50年近くになる
北翔大学の西村学長に聞いてみたよ。
北翔大学学長 西村弘行教授
「行者菜に含まれている硫化アリル。
その中のトリスルフィドという成分は
血流改善に効果的ですし
肉と卵などの動物性食材との組み合わせが
とても良いですね。
辛味の成分と肉や卵などに含まれる
ビタミンB1との反応によって生まれる
アリチアミンによって疲労回復効果が
とても高くなりますので
夏バテ防止に適していると思います」
ニラの豊富なビタミンと
行者ニンニクのスタミナ要素を、
より多くあわせ持った行者菜。
これからの季節にピッタリだよね~
森崎
「行者菜を北海道で育てているのが
網走市だけなんですか?」
金澤さん「はい!そうです」
森崎「網走でしか作ってないの?」
金澤さん
「1都道府県1産地ということで
本部との契約がありまして
行者菜の株の譲渡や廃棄についても
決められているんですよね」
そもそも行者菜の生産は2006年に
山形県の長井市から始まりました。
行者菜は長井市の生産者グループが
認めた産地しか生産できず、
現在、東北5県と網走市でしか
栽培できないんです。
金澤さん
「必ず生産者のもとには苗の状態で
送られてくるんです」
森崎
「これが行者菜の苗。この状態で届く…
生産者が種から育てることは出来ない??」
金澤さん
「一切やってはいけない
契約なんです!」
森崎「厳しいルールがあるんですね」
北川
「ブランドを守るため
なんですか?」
北澤さん「はい!そうです」