クッキーに農村風景を描く理由は?
甲賀さん
「十勝の小麦とバターとてん菜糖とか
本当にここにある食材っておいしくて
食べてもらえたら分かると思うんですけど
見た目にもこだわった方が人目につくし…」
甲賀さん
「首都圏の方に十勝の良さを伝えたくて
こういう形にして
何か変わったものがある!って
手に取ってもらって食べてもらって…」
森崎
「そうか!
食べて完成するアートなんですね」
甲賀さん
「そうです!食べて完成です!」
テルミ
「ひと口で食べたのがもったいない…」
アヤカ「勿体なかったね…」
甲賀さんの”十勝愛”が詰まった
アイシングクッキー!
実際どのように作っているのか、
見せていただきます。
甲賀さん
「アイシングっていうのは
粉砂糖と卵白を混ぜ合わせた
ものです。
これが絵の元になります」
ミキサーで10分ほどかき混ぜたら、
ベースとなるアイシングの生地が
出来上がり!
使っているのは粉砂糖と卵白だけ
なのですが…
森崎
「おいしい!これだけでおいしい!
本当にてん菜糖の美味しさ!
クリーミー」
こうしてできたアイシングに、
天然色素だけを使って着色していきます。
牧草の緑には
クチナシや熊笹の色素などを
組み合わせて作るんです。
甲賀さん
「こんな感じで乗せていって
ならしていくと
表面がツヤツヤになります。
このあと7~8時間くらい乾燥させます」
森崎「時間かかるんだ!」
甲賀さん
「そうなんです。
乾燥させ乾燥させ…っていくので
盛り付けが多いと
一週間かかったりとか
もっと時間がかかったりとか…」
森崎「手間もかかるし時間もかかる!」
ベースとなるアイシングが乾いた後、
乳牛、雲、木の影など、
さらに細かくデコレーションしていきます。
その工程はまさに絵画のよう!
森崎
「これはさあ俺は見てるだけで
充分なんだけど
2人はどういう目でみてるの?」
森崎
「2人の話を聞いて金井さんは?」
憧れ
「もちろんやってみたいです」
森崎「くい気味だねえ」
憧れ
「甲賀さんは作品を作る時は
どのように構図を決めているんですか?」
甲賀さん
「生産者の方の畑や牧場を写真で撮って
それをもとに描いています」
憧れ
「どこかおススメの場所とかありますか?」
甲賀さん
「十勝に農村風景写真コンテストがありまして
そこでグランプルをとった生産者さんで
写真好きの方がいるんです!」
森崎
「つまり農家さんなんですか?」