あぐり王国 放送内容

2009ǯ0509土
上湧別=チューリップ&屯田兵開拓


松坂
「ではここでクイズです。
 上湧別町と言えば
   チューリップが有名ですが
 なぜチューリップ栽培が
   盛んになったのでしょうか?」


森崎
「え、えぇ~~~なんですと・・・?」

 

松坂
「実は昭和32年、
  少ない面積の農家の収入を増やすには
   高収益であるチューリップを育てよう! ということで
   町内54戸の農家が
   チューリップ耕作組合を結成して
  オランダからチューリップの
   球根22種類を輸入して
 栽培をスタートしたんですって。
  3年後にはバンクーバー・
   シアトル・サンフランシスコに
 輸出もしていたほど
   盛んに行われていたんです。」

藤尾
  「チューリップって輸出してたの? 知らんかった。
    でも今は玉ネギを主力で育ててるんですよね?」

松坂
 「チューリップの栽培は
   順調に伸びていたんですが、
   昭和41年にオランダの球根が
   世界市場で値下がりしたため
   日本からの輸出が停止。
    生産農家が減っていって
   年々衰退していってしまい、
    違う農作物の栽培へ移行していったんです。
 それでも農家の皆さんは
    チューリップへの深い愛着から
    畑の片隅や 自宅の庭に
     植え続けていったんですよ」

森崎
  「だから今でも、
   あちこちにチューリップが
               咲いているんだね!」

 





そして、そのチューリップ栽培の始まるもっと前!
この地に上湧別町を築いた人たちといえば!


松坂
「屯田兵の皆さんです」

 





その上湧別町の屯田兵の暮らしぶりが
そのまま保存されているのが
ふるさと館JRY(ジェリー)です。

 





学芸員・中島さん
「屯田兵とは字のごとく・・・
 駐屯して田畑を耕す兵隊です」

藤尾
「農業されていた人なんですね!」





中島さん
「北海道内には37か所に
  屯田兵が配置されましたが
  上湧別町には399戸の
      屯田兵が入りました。」

 





屯田兵・・・
明治時代に北海道の警備と開拓のため
本州から配備された兵士のこと。
家族揃って移住し農業をしながら
軍事訓練もこなし
戦争に参加することもあった。



中島さん
「これは明治29年に建てられた本物の家です。
 北海道遺産に登録されています。
 この建物に平均6人が住んでいました。」

 





中島さん
「ダウンジャケットは無かったのですが
 そちら!」


森崎
「ワラで作ったミノでしょ・・・
 寒い北海道でこれを着て・・・」」

 





藤尾
「ホント屯田兵の皆さん、
  ありがとうございました。
 皆さんのおかげで我々は
   便利に暮らせております。」

 





このふるさと館JRYでは
屯田兵時代の服装に変身したり
作業を体験したり、
そして食事を味わったりも出来るのです。

食事のメニューは「レシピコーナー」に掲載!
驚きの屯田兵ダイエットが!?

 




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