あぐり王国 放送内容

2016ǯ1112土
魔法の言葉 おいしい!


高橋さんとハウスにやってきました。

高橋さん
「こんにちは~!」

こちらはトマトを担当している
マルシェメンバー本間秀樹さんのハウスです。





高橋さん
「彼はカラフルトマトを栽培してます」

本間さん
約50種類栽培してます。
 紫・茶色・白…緑!」

高橋さん
「それを一箱に入れてギフトにもしてます。
 軽トラマルシェでもつめ放題でやって、
 小さいお子さんも喜んでいますね」





高橋さん
「ここのお母さんが多品種の野菜を栽培していて
 もともと技術がすごく高くて、
 それが息子さんに引き継がれた…」

ディレクター
「VIVAマルシェにはうってつけの人材ですね」

高橋さん
「そうですね。
 お母さんがメンバーになって欲しい(笑)」





さて札幌のマルシェに戻り―

森崎
「実際に往来の人と触れ合うとどうですか?」

高橋さん
嬉しいですよね。
 去年来てくれたお客さんが
 今年も来てくれたのねって声をかけられて。
 正直、仕事もしたいです。
 天気いいから(笑)。
 ただこうしたことが、来年、再来年と
 繋がっていくことになりますよね」

今年で6年目を迎えるVIVAマルシェ。
メンバーは現在15名で、平均年齢はなんと36歳。
次世代を担う生産者たちです。

剣淵町ではここ数年、
Uターン組や新規就農者が相次ぎ
地元で農業に従事する方の年齢層が
グッと若返りました。
VIVAマルシェの中心人物、高橋さんも
そのひとりです。





高橋さん
「もともとは札幌で営業マンをやってまして
 輸入電化製品の販売が長かったですね。
 そこから【一生の仕事】と考えたときに
 全国の色んな所へ出張に行くため
 家を空ける日々が続くであろうと考えた時に
 家族と一緒にいられる職業「農業」
 どうだろうと考えたんですよね…」



高橋さん
「最初はですね…
 農業って朝早いとか休みないとかいう
 イメージが強いと思うんですけど
 実際入って、その通りだったんですね。
 当時は経済状況が良かったかっていうと
 そうではなくて…
 3年目くらいで売り上げもどんどん落ちて
 農協さんから肩たたかれるくらいに、
 当時はなりましたよね…」



森崎
「慣れない畑仕事に苦戦する毎日。
 そして経済的にも苦しい状況が続きました。
 そんな高橋さんはある日
 息子さんからの一言
 転機を迎えたそうです」



高橋さん
「夕飯時に当時3つくらいの息子が言った
 ひとことが当時の僕にとって、
 今のやることのきっかけになったのかも
 しれないんですけど…」



高橋さん
「≪パパ いも おいしい≫って片言で
 言ったのが…すごくね…
 グッときてご飯食べられなかったです。 
 恥ずかしいから下向いて、
 妻にも見られたくないし、
 そっか…って言いながら
 一人で目を真っ赤にしてました。
 感動して…」



高橋さん
「本当に魔法の4文字ですよね。
 おいしいの魔法の4文字は
 農業者であれば絶対言われたい
 言葉じゃないかなって思います」



森崎
「【おいしい】…
 たったそれだけのひとことで
 農業にかかわることへの喜び、素晴らしさを
 実感した高橋さん。
 その感動を仲間と共有したいと、
 次なるステップに進みます」


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