森崎
「今体験していることが
将来の学びに繋がっていく…」
尾木ママ
「この先の学びは抽象的になっていくるから
原体験の多さが学びの土台になるんです。
それがなくて部分的に鍛えた脳は
ほとんど意味をなさないの。
どんどん衰えるだけで…」
森崎
「こういった子ども達の受け入れは
いつから始まったんですか?」
片桐さん
「6年程前からです。
地元の酪農畑作など主幹産業で
触れあえたことがない子もいるので
地元ならではのことだと思うので…
都会の子にはなかなか体験できない事なので」
森崎「そうですよね」
置戸町こどもセンターどんぐり理事長
佐久間光昭さん
「食育としては子どもの時から
食べる楽しさを感じてほしい!
そして生産者と触れ合う事によって
命への感謝を感じてほしい…
ということを大切にしています。
それは地域の農業を身近に感じてほしい
という思いや、
地域で生産するものが安全でおいしい
ということを子どもの時から知って欲しい。
やはり幼児期から感じたり見に付けることが
子どもの成長にとっても大事と思うので
子供なりに感じてもらいたい…
そういうねらいでやっております」
地域の子どもたちが、地域の農業や食に
関心を持ってもらうことは、
子どもたちの未来だけではなく、
置戸町の未来にとっても、
すごく大切なことだよね。
あぐり一行は園外授業を終え、
給食を食べる園児たちの教室に
お邪魔しました。
森崎「使っていますね~」
尾木ママ「あら!オケクラフトだ」
森崎
「ところで今日のメニューは何ですか?」
太田さん
「シカ肉のカツですね!」
森崎・憧れ・尾木ママ
「シカのカツ??」
森崎「子ども達はシカ肉食べてるの?」
この日の給食は、“ご飯”、
“玉ねぎの味噌汁”、“白花豆の甘煮”
“ふきの炒め煮”、
そして、鹿肉を使ったカツ。
地元産の食材をふんだんに取り入れた献立です。
尾木ママ
「食べたことも聞いたこともない!」
太田さん
「肉は鶏肉と豚肉が多いと思うんですけど
様々な種類の肉があるということを
小さい頃から知ってもらいたい!
かみ応えがあるので
“そしゃく”するのにとてもいい!」
森崎
「食感もあるし高たんぱく低カロリー!」
太田さん
「鉄分も多いので素晴らしい食材です」
憧れ
「どうしてシカ肉を出すようになった?」
太田さん
「置戸町の“おけと”はアイヌ語で
“シカの皮を乾かすところ”という意味で
大昔から食文化として食べられていた!
伝統的なものを子どもにも知ってもらいたい
そして栄養面でも合致したので
食べてもらっています!」
尾木ママ「なるほどねえ」