あぐり王国 放送内容

2016ǯ1203土
計根別学園で行われる授業とは?


森崎
「中標津農業高校の生徒さんが教えているのは
 どこの中学生の生徒さんですか?」

長谷川さん
計根別学園(けねべつ・がくえん)という
 小中一貫の学園なんです。
 そこので食育を伝える出前授業をやってます」

森崎「出前授業??」





訪れたのは、2015年に開校したばかりの、
中標津町立 計根別(けねべつ)学園。

1学年から9学年までの児童と生徒136名が通う、
道内では数少ない小中一貫校です。

さっそく、学園内にお邪魔して、
中標津農業高校が行う“出前授業”を
見学させていただくことに。





森崎
キレイ!新しい学校の香りがするね」

憧れ
「天井が高くて気持ちがいいですね~♪」





憧れ
「出前授業とはどういう授業ですか?」

中標津町立 計根別学園 教頭
増田 慎一さん
「今日は“命をいただく授業”ということで
 私達大人にとって大事な授業を
 農業高校の生徒さん達がやってくれます」





この日は計根別学園の8年生、
いわゆる中学2年生へ、
“命をいただく“というテーマで、
豚が食肉となって食べられるまでの流れを
伝えているとのこと。

いったい、どんな内容なのでしょうか?





中標津農業高校生
「次は“食肉処理”についてです。
 みなさんは“食肉処理”の作業を知ってますか?
 これは肉を得るために家畜を殺すことです。 

 具体的にはここにあるように
 電気ショック・放血・頭・足の切除・内臓摘出、
 剥皮・背割・洗浄整形をします…」




森崎
「なかなか…
 習わないことだと思います…」



この授業では、高校生たちが実際に、
豚の飼育から食肉処理までの流れについて学び、
そこで感じたことをイラストなどにまとめ、
自分たちの言葉で伝えているのです。



高校生
「豚が横たわり、足がけいれんしている
 映像を見て辛かったです…」

森崎
「これは…先生方でも
 子供に伝えるのは難しいことですよね





増田先生
「実際に経験した高校生が伝えることで
 我々も学ぶことができると思っています」



森崎
「近い存在の高校生から
 中学生へのメッセージ。
 すごい興味深い授業ですね」


(C)HBC