2016ǯ1217土
酒かすをエサにするの??
佐藤さん
「(酒米)食べてみますか?」
ということでひと口パクリッ。
タカアキ
「味はあんまりしないし…硬い!」
佐藤さん
「酒米は蒸しているので
外側は硬めで、中は柔らかい!」
10月から3月にかけて行なわれる、
高砂酒造での日本酒づくり。
そもそも日本酒は、精米した酒米を蒸して、
麹菌をふりかけ、米麹をつくります。
その米麹に、水や酵母などを加えて発酵させると
「もろみ」が出来上がり、
搾ったものが日本酒の原酒となるんです。
森崎
「旭川の新しいブランド牛が
珍しいエサを食べてるそうですが、
まさか…酒米ですか?」
佐藤さん
「酒米ではありません。
酒米を原料として日本酒を作りますが
その日本酒が絞られて残る副産物の
“酒かす”を牛のエサにしています!」
そうなんです!
牛のエサに与えているというのは
「酒かす」なんです!
日本酒づくりの最終工程である
「もろみ」を搾る際の、
副産物として出てくる「酒かす」。
主に「甘酒」や「かす漬け」などの
材料に使われますが、高砂酒造では、
牛のエサとしても市内の牧場に
供給しているんです。
佐藤さん
「年間40トンの酒かすが出ます」
森崎「40トン??」
佐藤さん
「その半分が本州に行ってしまうんです…」
佐藤さん
「残りの20トンを北海道や地元旭川で
何とか消費したいと模索していたんです…」
(C)HBC