実際に寒さに耐えたホウレン草を触ってみると…
森崎「柔らかいですね」
神田さん
「さっきまではカチカチに凍って
いましたね」
憧れ
「ええ~ホウレン草が凍っていた?」
神田さん
「強いんですよ寒さに!
ホウレン草って凍るんですよ」
神田さん
「ホウレン草は凍っても
日が当たって元に戻って
また夜になって寒くなって凍って…を
繰り返すことによって
糖度を上げていくんですね」
森崎「意外だねえ」
憧れ「不思議不思議~♪」
神田さん
「この前マイナス25℃になった日で
ハウスの中はマイナス10℃ぐらい!」
森崎
「-10℃のハウスってのが
言葉自体成り立たない…」
名寄は豪雪地帯なので、
雪よけとして2重構造の
ハウスで栽培しますが、
中に暖房器具はなく、
気温は氷点下になることも。
しかし、その寒さもあって、
病害虫は少なく、
低農薬で済むことも特徴的で、
栽培方法には、さらなる秘密が…!
森崎
「肥料はさすがにたくさんあげるんでしょ?」
神田さん
「実はそんなにあげていないんです」
森崎
「え~だって冬の土って栄養が少ないじゃ…」
神田さん
「実はホウレン草を作る前は
メロンを栽培していたハウスなんです。
メロンはお盆位に収穫が終わるので
それから片づけて土壌診断をします。
土にどれだけ肥料が残っているか?
必ず残るので!
それが少なかったら補います」
森崎
「そうか残ってる肥料で十分なんだ」
同じハウスで夏場はメロンやピーマンを
栽培する神田さん。
8月の収穫後、「寒締めホウレン草」の
土づくりが始まり、
9月に種をまき、生育していきます。
そして、名寄の気温が氷点下に近づく11月、
寒締めホウレン草に、
驚きの変化が見られるそうなんです!
神田さん
「地面の温度が5℃を下回ると
成長を止めて、寒さに耐えようとする!」
森崎「自らそうなるのですか?」
神田さん「そうですね」
憧れ「賢いですねえ~」
神田さん
「糖度が10度以上になったのを確認したら…」
森崎・憧れ「え?」「え?」
神田さん
「あれ?糖度の話してなかったですか?」
森崎「そんなに甘いんだあ」
森崎
「みんなホウレン草の味のイメージは?」
アヤナ「ちょっと苦い…」
森崎
「苦い!えぐみがね。
だからしっかりアク抜きをして食べるよね」
神田さん
「そんなアク抜きしなくていいんですよね。
うちのは…」
森崎「アク抜きいらないんですか?」
神田さん
「いらないですね~
生でも食べられますんで」
森崎
「パリッてちぎって食べても?」
神田さん「いいですよ!」
森崎「ええええ~~」