あぐり王国 放送内容

2017ǯ0114土
ロマンチックなネーミング♪


じゃじゃん!もんすけです!
寒さを利用して栽培される
寒締めホウレン草♪
そのおいしさはもちろん、
栄養価にも、とっても優れているんだって!

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「ホウレン草は冬が旬なので
 普通のホウレン草でも夏に比べると
 ビタミンCの量が2~3倍になります。
 寒締めホウレン草の場合は
 更に寒さを活用してビタミンCが増えるので
 普通のホウレン草やサラダホウレン草より
 高い値を示しますし
 夏に比べると5~6倍の量になりますね。
 冬にビタミンCを供給してくれる
 とても強い味方だと思います」

おいしさも栄養もアップする、
冬の寒締めホウレン草。
子供たちにもいっぱい食べてほしいな。





さてハウスに戻って…。

森崎
「こうやって収穫してからは?」

神田さん「袋詰めをしていきます」

森崎「どっかに移動して?」

神田さん
「このハウスで行います!
 外に持っていっちゃうと…
 凍ってしまうので!」





神田さん
根が付いていると大丈夫なんですが
 収穫後に凍ると、それが解けた時に
 ベチャベチャになって
 売り物にならなくなるんです」

森崎
「つまり土について
 根っこがついた状態だったら
 冷凍解凍を繰り返しても大丈夫なんですね。
 でも収穫しちゃうと…
 外だして冷凍しちゃうとマズイ!」

神田さん「そうですね」





一度収穫した寒締めホウレン草は、
凍ってしまうと溶けた時に、
味も栄養価も落ちてしまうといいます。

このため、収穫から袋詰めまでの作業を
同じハウスの中で一気に行ってしまうんです。

神田さん「はいどうぞ!」

憧れ「うわっ枕にして寝たい!」





さて袋の名前をみてみると…

ナナ
「なよろ…ほしぞらゆきみホウレン草?」

神田さん
「読めたね!ありがとう。
 今年で6年目の栽培になります」





神田さん
「最初は星空雪見法蓮草だったけど
 新たに栽培したいという生産者と
 組合を作ることになった時に
 <なよろ星空雪見法蓮草>って!
 ボクが名前を考えました。
 ちょっと気持ち悪いって言われるんだけど」

森崎「いやいやいや…」

※ネーミングの理由…
 夜、ヘッドライトをつけて
 -20℃のハウスの中で収穫していた時-
 シーンと静まり返ったハウスの天井を
 ふと見上げてみると、
 霜がキラキラと輝き
 まるで星空のように見えたそう。
 それで“星空”と入れたそう。

 うーん神田さんロマンチック♪





2年前に生産組合を設立し、
現在神田さんを含めた、
5名の生産者でつくられる
「なよろ星空雪見(ほしぞらゆきみ)法蓮草」。
もともとは、6年前に神田さんが
独自に栽培を始めたんです。



神田さん
「ホウレン草だけだったら
 冬の仕事にならないんで
 屋根の雪下ろしの仕事もしていた…
 でも“農業だけで生計を立てたい!”
 という思いもあったし、
 一年中、土に触っていたい!
 という思いもあって…何て言うか
 土の香りをかいでいたい!」



森崎
僕ら消費者も嬉しいですよ
 夏から秋は北海道産のものが
 スーパーにたくさん並ぶのに
 冬になるとなくなるもんね」



憧れ
「北海道の冬にこの緑をみると
 元気になりますよね」

森崎
「なるなる寝たいもん!ここで」





ロマンチックな名前の
「なよろ星空雪見法蓮草」。
どんなところで買えるのか、
JAの方に聞いてみたよ。

JA道北なよろ 営農センター長
石山 健一さん
「名寄市内では各スーパー、
 または道の駅もち米の里☆なよろで
 購入可能です。
 また1月から大丸札幌店さんでも
 お取扱い頂いております。
 今年は5軒の生産者で
 年間約12トン、約6万袋を生産予定。
 2月末までの出荷を計画してます」

道産の葉物野菜が減る冬に出回る、
名寄の「寒締めホウレン草」
スーパーで見かけたら、
ボクも買ってみよっと!




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