憧れ
「何と言う名前なんですか?」
林さん
「ユーラップネギという軟白ネギです」
森崎・憧れ「ユーラップネギ?」
林さん
「ユーラップというのは
八雲町の地名が由来になってます」
森崎
「白い部分が多いですね」
林さん
「40センチに統一されて出荷されます」
森崎「そんなに長いんだ」
憧れ
「そして…コレ!!
白い部分が隠れていますよね」
ユウセイ
「黒いビニールなのかな?
覆ってる?隠してる?」
林さん
「これが白根を作る遮光フィルムです」
森崎
「フィルムと言う割には分厚い感じ…
二層になっていますね」
林さん
「布とナイロンでネギを挟んでいます」
そもそも軟白ネギとは
遮光フィルムを使って、
軟白部分をつくり出すネギのことを言います。
一方、土を寄せて遮光したものを
長ネギといいます。
栽培方法でその呼び名が変わり、
軟白部分の長さも10センチほどの
差があるんです。
森崎
「遮光フィルムの中がどうなっているのか?
軟白ネギを当ててみると…」
ハナ「ちょうど真っ白だ!」
森崎
「遮光フィルムがある高さまで白いね」
森崎
「どのタイミングで遮光フィルムを貼るの?」
林さん
「ネギを見てもらえれば分かると思いますが
次の新たな葉が生えてきてますよね。
これが順番に-
こう!(手を葉っぱに見立てて広げる)
こう!(逆の手も広げて…)」
森崎
「何やってるのですか?
踊っているんですか(笑)?」
体を使ってネギの葉が生えてくるのを
教えてくれました。
林さん
「ひょい。ひょいと葉っぱが出てきます。
そして腰くらいの高さまで伸びます」
森崎「色は?」
林さん「真っ青です」
森崎
「真っ青なまま、ここまで成長させる!
それから真っ黒なフィルムを被せる。
じゃあ伸びるのは、青い部分はそのまま
シフトして伸びるんだね」
もともと米の転作作物として、
1989年にスタートした「軟白ネギ」の栽培。
今では25軒の生産者で、年間およそ500トンと、
八雲町を代表する作物に-。
10月から5月までと半年以上も
収穫期間があり、
冬が長い北海道の貴重な道産野菜として
出荷されるんです。