とここで-
利春さん
「先生、たまたま発情中の牛いるわ。
あの茶色いの!」
利春さん
「ああやって騒ぐんですよ。
あとで人工受精師さんを呼んで
受精してもらう」
斎藤先生「そうなんですか」
利春さん
「表面すっごく汗かいてますよ」
斎藤先生「そうなんだ。へえ~」
家畜人工受精師の中村綾那さんは
慣れた手つきでチェックしていきます。
ただただ見つめる斎藤先生。
中村綾那さん
「こういう棒なんですけど…
ここに(先端)精液を入れて
押し出す仕組みなんですね」
斎藤先生「へ~~」
大野さん
「これが酪農で一番大事な仕事になります」
淡々と冷静に人工受精が行われました。
終ったあとは、みんな笑顔です。
午前8時。
綺麗になったベッドに牛たちが戻りました。
これにて斉藤先生の農村ホームステイは
終了となります。
大野さん
「終了です。お疲れ様でした」
斎藤先生
「ありがとうございました…
いや~面白かったですね!
こんなに色々な仕事があるんだなと!」
大野さん
「良かった!それを経験してもらって
児童に伝えてもらえれば!」
いよいよお別れです。
大野さん
「また何かあれば宜しくお願いします!」
斎藤先生
「こちらこそ!お願いします。
(ハル君と)バイバーイ」