あぐりっこ「あれ?」
リーダー
「なんでしょう遊園地にあるような」
前山さん
「メリーゴーラウランド的な感じですが
これがウォーキングマシンです」
さっそく馬をウォーキングマシンに入れて
その様子を見学!
ウォーキングマシーンの中は
小部屋のように仕切られており、
そこに馬を1頭ずつ入れます。
スイッチを入れると仕切りが動き
メリーゴウランドのようにまわり出します。
それで馬も走り出す仕組みになっています。
ウォーキングマシンでの運動は、
時速5キロ~10キロ程度で、
1日およそ20分間行なっています。
いったい、どのくらいの速さなのか?
あぐりっこが体感してみることに!
あぐりっこが仕切りの中に入ります。
馬と一緒に走り出す、あぐりっこ。
「楽しい~♪」
リーダー
「帰っておいでー。どうだった?」
リツ「ちょっと疲れる…」
じゃじゃん、もんすけです。
日本有数の馬産地として知られる新ひだか町。
ここでは、地元の子供たちを中心とした、
馬産地ならではの教育活動が行われて
いるんだって。
新ひだか町地域おこし協力隊
糸井いくみさん
「日本一の馬産地である新ひだか町では
この町だからこそできる
馬を通してのまちづくり事業
『馬力本願プロジェクト』に
取り組んでいます。
地域の子供たちを中心に身近な馬とふれあい
馬の文化や歴史を学ぶ機会を作る活動を
行っています。馬をきっかけに
子供たちがこの町をより好きになり
新ひだか町の魅力を誇りを持って多くの人に
伝えてほしい!と思っています」
地域の大切な馬とのふれあいで、
住んでいる町の魅力を学びながら、
豊かな心も育む
「馬力本願(ばりきほんがん)プロジェクト」。
なんか、素敵な取り組みだね♪
さて-競走馬について学んだあとは、
馬産地ならではのアスパラ栽培が
行われているという、生産者のもとへ!
リーダー「ハウスが何棟も並んでいます」
森さん「生産者の片山さんです」
アスパラ栽培について教えていただく、
生産者の片山英夫さん。
馬産地ならではのアスパラ栽培とは、
どういうことなのでしょうか?
リーダー
「何か撒いてますね…何かな?」
リツ「馬ふん!」
リーダー「ははは。それを撒いているの?」
片山さん「そうで~す!」
リーダー
「ハウスが並んでいますが、ここは?」
片山さん「露地栽培です」
かたやま農園では、
を取り入れて、ハウスと露地、
合わせて6000株以上のアスパラを栽培。
アスパラの芽はまだ出ていない露地栽培は、
5月中旬からの出荷ということで、
今は畑の土に養分を蓄えている期間なんです。
リーダー
「アスパラの根がこの中に深くあるわけだ」
森
「私もうちょっと土に混ぜるのかなと…」
片山さん
「今から混ぜるんです!機械で混ぜます」
一般的に、
馬は咀嚼(そしゃく)の荒い動物と言われ、
牧草やエサなどの養分を豊富に含んだ、
質の高い堆肥ができるのです。
アスパラ栽培では、
芽が出る畝(うね)の部分に
牛糞と鶏糞の堆肥を、
そして通路部分に馬ふんの堆肥を、
それぞれ混ぜています。
片山さん
「なぜ畝に馬ふんを入れないかというと…
それこそ馬は雑草の種も食べてますから」
リーダー
「なるほど!馬が食べてた雑草の種が
またここから生えてきちゃうんだ!」
片山さん「そうそうそう…」
リーダー「種って生命力あるねえ」
森
「馬ふんを使う事でアスパラへの効果は?」
片山さん
「有機質を吸収しているので
太くおいしいアスパラになってくれる!」
リーダー「へ~見たい!」
片山さん「いま見せます!」
ということで、ハウス栽培で育つ、
片山さん自慢のアスパラを
見せていただくことに!