あぐり王国 放送内容

2017ǯ0513土
まずは土の状態を知ろう!


本格的な土づくりの前に、
まずは土の状態を知ることから始めましょう。



高橋さん
「まず土の酸度(さんど)ですね。
 簡単な機械(土壌酸度計)があります。
 どれくらいの酸性アルカリ性か?を
 調べることができます」



リーダー「そうやって刺すと…」

高橋さん
「6.0度。ちょっと酸性に傾いてますね」

まずは、酸度を計測する機械で、
土の状態を知ることが大切です。





雨は酸性の値が高いと言われ、
土壌が酸性に傾きがちです。

酸性が強いまま作物を植えると、
根が傷み、植物が育ちにくくなるので、
酸性・中性・アルカリ性に分かれる酸度を、
多くの野菜が好む、中性から弱酸性
近づける必要があります。
一体、どのように調整するのか…?





テーブルになにやら用意されました。

リーダー
「何でしょう?土じゃない」

高橋さん
「たい肥が三種類と、
 それと苦土石灰(くどせっかい)があります。
 これが中和剤みたいなものなんですね」
 
リーダー
「苦い土と書いて苦土石灰(くどせっかい)」

と話していると、森アナウンサーが…





なぜか顔をしかめっ面!!

リーダー
「どうして苦い顔をしているの?」


苦そうだなあ~と思って…」

リーダー
「漢字のイメージだけで??(笑)」





アルカリ性の炭酸カルシウムである
「苦土石灰(くどせっかい)」は、
酸性土壌を中性に近づけてくれます。
粉状よりも、粒状のものだと、
初心者でもまきやすいんです。

ユウリ「なんかビー玉みたいな感じ」

高橋さん
「どのくらいまくか?ですが
 1㎡あたり100gくらいです。
 その時にたい肥も一緒にまいてすき込む!」





石灰と共に欠かせないのが「たい肥」。
そもそも「たい肥」とは、
落ち葉などの有機物を微生物の力で分解し
発酵させたもの。

石灰と一緒にすき込むことで、
土をやわらかくし、
保水性や排水性にすぐれた、

バランスの良い土にしてくれるんです。

高橋さん
「バークたい肥は木くずです」

牛ふんたい肥の臭いをかいでみると…
ユウリ「そんなに匂いはしない!」





リーダー「生ゴミたい肥って?」

高橋さん
「これは私達は学校給食に
 トウモロコシやカボチャを
 提供しているんですけど…
 調理するときにクズでますよね。
 カボチャの種だとかキャベツの芯…
 そういうものを集めてたい肥にしてます」

においを嗅いでみると…
タマキさん
「土の香りがします。
 生ゴミと言われなかったら普通の土のにおい」

高橋さん
「もう少し良いネーミングをつけたらいい…」





木くずなど植物からできるたい肥は、
より土壌改良効果が高く、
家畜のふんや食べ物の残さからできるたい肥は、
肥料成分が多い特徴があります。


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