あぐり王国 放送内容

2017ǯ0610土
6次産業化で付加価値をつける!


未来の農業者を育てる
「拓殖大学北海道短期大学」の
「環境農学コース」。
後継者の学生や農業初心者の学生たちが
卒業後は、どのような仕事に就いているのか、
職員の方に伺いました。

近藤義明さん
「半数くらいの学生が農業後継者なので
 実家の農家を継ぐという形もあるますが
 非農家の学生にとっては農地を取得して
 新規就農はまだまだ難しい世界になるので
 農業法人などにまずは就職して経験を積んで
 将来的には農家さんがリタイアした所を継ぐ…
 あとは全道各地のJAに勤めたり
 農業関連企業・農機メーカー・肥料メーカーに
 就職するという形も増えています。
 6月・7月・9月にオープンキャンパスがあります。
 農業や食に興味をもった受験生がおりましたら
 参加していただきたいなと思います」

7月5日水曜日には、誰でも無料で参加できる
「農場公開デー」を開催!
学生たち自身が、育てている野菜について、
一般の来場者に解説してくれるんです。
毎年好評の加工品の試食会もあるそうなので、
この機会に是非!!





さてお次の授業は-

沼畑さん
「加工室での作業服になります!!」

リーダー
「なんかもう宇宙行けそうな格好ですね」





校舎内に「農産加工実習室」。
収穫した作物を使った加工品づくりにも力を入れ、
様々な設備が備えられているんです!



農学ビジネス学科長
岡崎 正昭教授
「農産物に少しでも付加価値を付けて
 農家の方が利益が上がるように
 6次産業化に向けて
 その一端を実習で取り組んでいます。
 今日は大学でとれた小麦・アスパラ・
 タマネギを使います」



岡崎教授
「秋まき小麦の“きたほなみ”ですけど
 水を入れて練ると褐色になります。
 全粒粉でピザを焼きます!!」
 
※詳しい作り方はレシピコーナーへ!



今後の農業に必要とされる、
6次産業化を見据えた「農産加工実習」。
ピザのほかにも、ケーキやジュース、
ジャムにうどんなど様々な加工品を試作します。



作ったものは校内で販売することもあり、
学生たちや職員の皆さんからも好評だとか。



ピザ生地がこちら!

リーダー「香りがすごい!!」


「今までこんな生地みたことない!」






「ちなみにご実家は何をされてますか?」

知内町出身 加藤伸哉くん
「知内町でニラ農家やっています。
 知内のニラを加工でより活かしたい!
 皆が驚くようなものにしたいです」





それぞれが、近い将来への夢や目標に向かって、
着実にステップアップしていく学生たち。
そんな彼らがつくる、ピザの味は…?


(C)HBC