続いては、その生地を30g適度の大きさに
分けていきます。
リーダー
「ちゃんと計っていますよ。
30gから28g…
若干の誤差はありますけど…」
笠原さん「いいんです!!手作りだから」
続いては生地を円形状に薄く伸ばす工程です。
ここであぐりメンバーも体験!!
笠原さん
「丸く伸ばすので
すこし形を整えて…
型を見ながら伸ばしていきます」
あぐりっこがやってみますが…
笠原さん
「上手!2人とも上手!!
ちょっとずつ伸ばしていきます」
リーダー「結構大変だなあ!」
見た目では簡単な作業に思えますが、
これが意外と難しいんです!
あぐりっこに続き、
森アナも挑戦してみますが…
のし棒にくっついて、ベトベトに!
笠原さん「見てるより大変なんですよね」
森「大変ですよね。キレイな丸にならない!」
笠原さん
「でも子供たち、すごい上手!!」
リーダー「アサリ上手じゃない?」
笠原さん「すごく上手!OK」
そして自らそば打ちもするというリーダーは…
森「リーダーうまいっ!」
笠原さん「さすがだね」
リーダー
「丸くするんだから
等しく中央から周りに力をかけていいかないと
丸くならないんだね。
こうやって手作りで伸ばしていくんだね」
リーダー「1日に何枚作るの?」
笠原さん「4000枚くらい」
リーダー・森「4000???」
笠原さん「だから腰も痛くなるの…」
リーダー「ゆるくないわ」
地元女性部の“こうれん作り”は、
早朝5時から始まり
4000枚の生地を、
なんと5時間もひたすら伸ばすのだとか…
そしてさらに、その生地を一枚一枚
スダレの上に広げ、
天日干しをして完成となるのです。
笠原さんから
「天日干しをする前の状態も美味しい!」
というお話をいただき、伸ばしたての生地を
試食させていただくことに!
ヨシキ「うん!おもちだわ」
アサリ「あまい!」
森
「おいしい!お米の味がすごくしますね」
リーダー
「余計なものが一切入っていないですもんね」
笠原さん
「天日干しだから
本当に長期保存できるんですよね」
リーダー
「保存料とか酸化防止剤とかも一切入れない。
添加物なしの保存食になる」
じゃじゃん、もんすけです!
江差町の歴史ある菓子「追分こうれん」。
笠原さんが幼い頃は、
田植えを終えた町内の農家さんたちが、
自宅の庭先で天日干しをしていて、
“江差町の初夏の風物詩“と
言われるほどだったんだよ~
お菓子が手軽に買えるようになってきた頃から、
だんだん作る人も減っていって、
今ではJAの女性部が販売用に作るくらいに
なったんだって!
笠原さんを中心とした女性部の皆さんは、
そんな地域の伝統的な食文化を絶やさないために、
年間およそ1万枚を作り続けているんだよ。
無添加で手間暇をかけた「追分こうれん」。
僕も食べてみたいなー!
■追分こうれん■
1袋(10枚入り・30g) 756円(税込)
販売先は-
○江差町
「江差追分会館」「旅庭 群来(くき)」
○厚沢部町
「Aコープあっさぶ店」「あっさぶ道の駅」
「セラーズ厚沢部店」
○北斗市
「JA新はこだて あぐりへい屋」