あぐり王国 放送内容

2017ǯ0819土
均一に安定供給する使命感


早いもので7月中旬から始まり、
10月下旬まで行われるキャベツの収穫。
そのための種まきや育苗は、
3月中旬から7月下旬にかけて、
育苗センターで行われます。
センターで一貫して苗を育てるのには、
加工用キャベツを生産する上で欠かせない、
ある理由が…。



今田さん
「加工・業務用をやるという事は
 一定量をキチンと供給するという
 使命があります。
 そのためには計画的に苗を育てて
 定植して作ってもらう必要があるんですね」



リーダー
均一に育てる事って非常に大切なこと。
 そうじゃないと色んな農家さんから
 できたキャベツが集まっても 
 不揃いになるわけです。
 鹿追町ブランドにするためには
 ちゃんと苗から管理しなければいけない!」



ひと玉単位で売られる生食用とは違い、
加工用に求められるのは、
同じ品質で、一定量のキャベツを、
安定して出荷すること…。



そのためには、同じ条件のもと、
苗の段階から均一に育て、
定植する必要があります。
発芽しなかったものや、
成長が遅い苗は取り除くなど、
徹底した管理が行われているんです。

特別に育苗前の種まきの作業を
見せていただくことに…






「種まき作業の見学ですが
 “種まき”って感じがしないんですが…」

今田さん
「この種まきトレイって言うんですが
 128個の穴があって
 ここに種をまいていく。 
 それを自動でやる機械なんです」





育苗センター内にある「自動種まき機」。
リーダー以外は初めての光景。
そこには、驚きの連続が…!



リーダー「ここで土が入ります」

今田さん
「次に種をまく所の穴を開けます」

ムツキ「穴開いてる!!」
アオイ「種ある~!」

今田さん
「次は上から土をかけてあげる」

リーダー「水やりもだ!!」

森「すご~い」





ムツキ「全自動!!」



このあとも、湿度90%の発芽室へと
自動で運ばれ2日間かけて発芽させます。
こうして種まきから、
ほぼすべての作業を機械化することで、
初期段階からキャベツの
品質を均一化できるんです。



リーダー
「これを手仕事でやるとしたら
 時間がかかりますよね」

今田さん「そうですね」

リーダー
「128個の穴に種を1個ずつ入れるとしたら?」

ムツキ「いや~1時間かかりそう…」




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