あぐり王国 放送内容

2017ǯ0826土
観光じゃない!研究のための羊だった!


森アナウンサー
「どんな研究をされているんですか?」

大下さん「乳牛の研究ですね」

リーダー
「いや目の前にいるのはばっかりですけど!」





大下さん
「なぜ羊を飼うかというと…
 牛と羊に共通点があるんです。
 分かります?」

タクヤ「全然わからないです…」

リーダー
「あまねは毎日牛を見ているだろう?」

あまね
「家畜に向いているとか、そういう事ですか?」

大下さん
「それも共通点と言えなくもないんだけど…」





大下さん
「蹄(ヒヅメ)が2つに分かれている
 偶蹄目(ぐうていもく)の仲間!
 食べて噛み戻しをする“反すう動物”。
 そして貯め込む4つの胃袋がある!
 ということで
 牛のモデル動物として利用して
 研究を進めています」



現在80頭の乳牛60頭の羊を、
敷地内で飼育している酪農研究。

体重70キロの羊に対し、
その10倍ある、700キロの乳牛が食べる
エサの量はおよそ10倍。

もし、すべての研究を乳牛で行うと、
エサ代もかさみ多くの人手が必要となります。





効率よく研究を進めるために、
体の構造が似ている羊
栄養分の吸収率などのデータを取り
その成果を乳牛へと反映させているんです。



大下さん
「私達の目標は北海道で作れるエサを作って
 それでいいエサを食べさせることによって
 病気も少なくなるし繁殖も良くなるし 
 牛乳もたくさん出る…
 という高い所を目標にしています」
 
酪農研究では
濃厚飼料と呼ばれる牛のおかずとなるエサを、
輸入モノが多い現状から、
国産へシフトしていこうと取り組んでいます。



開発したのが、
トウモロコシの実・さや・を粉砕した、
国産濃厚飼料「イアコーンサイレージ」。
低コストで生産でき、
栄養価も高く、嗜好性もいいと、
生産技術の普及活動を行っているんです。
今回はそのエサを、羊に与えてみることに…。



リーダー「かわいいねえ~」

大下さん
「牧草サイレージとイアコーンを混ぜて
 やってください」





リーダー「イアコーンサイレージとは?」

タクヤ
「トウモロコシの全てを砕いて
 サイレージにしたもの!」

大下さん「はい正解です!!」

これは食べたエサの量
出したフンの量から、
配合したエサをどれだけ消化したのか
調査する試験。
事前にエサの重さを図り
こぼれないようにします。
それぞれ、全量を入れたのですが…?





リーダー「食べませんね…」

大下さん「困りましたね…」

リーダー「じゃあ遠巻きにね…」





するとすごい勢いで食べだしました!

リーダー
「食べましたね。お腹空いていましたね。
 イアコーン最高なんだけど!
 超うめえ~!!」

そして、ゲージの裏へ回ってみると…?




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