リーダー
「このハウス違和感感じません?」
森
「感じます。ハウスの端がないです」
リーダー
「端っこないですよね?トンネルですよね」
畑中さん
「全国の産地に行っても仁木町だけですよ」
畑中さん
「向こうからスーーッとなってるでしょ。
風が吹いてハウスを通り抜ける!」
リーダー「風を通す…?」
畑中さん
「大事なのは冷やす事なの!」
森「なんで冷やすといいんですか?」
ミニトマトのおいしさの決め手となる
あま味と酸味。
仁木町では、あえて涼しい風に当てることで、
体を守るために酸を蓄える働きを促します。
そして、暑い日中と涼しい夜の気温差が、
直接影響することによって糖分もアップ。
この栽培技術によって、あま味と酸味の
絶妙なバランスが生まれるんです!
さらに…
畑中さん「こうやって…」
ゆっさゆっさゆっさ…
ハウスの支柱を揺らし始める畑中さん。
リーダー
「ちょっとちょっとどうしました?」
畑中さん「これで花粉交配終わり」
リーダー「いま花粉を落としたんだ!」
リーダー
「上に花が咲いているでしょう。
その花から花粉が落ちてトマトは実がなる!
やってみる?」
イチカ「うん!やってみたい!」
リーダー「手が届くかな?」
畑中さん「無理だろうな」
おっと!ギリギリ手が届いた。
ゆっさゆっさゆっさ…
リーダー「いいですか?これで」
畑中さん
「自然のチカラを最大限に活かして
温室育ちではないトマトにする!!」
ゆっさゆっさゆっさ…
あぐりっこぶら下がり続けます…
ゆっさゆっさゆっさ…
森
「あの…
子ども達がそろそろ限界なんですけど…」
畑中さん「ははは!もういいよ~」
より自然環境を生かした栽培に
力を入れている仁木町では
交配を促進するために
ホルモン剤を噴射するほかにも
ハウスの支柱を揺らして受粉を促すことも…
こうして仁木町ならではの
ミニトマトがつくられているんです。