リーダー
「親方3か月ぶりの田んぼです」
内田さん
「ずいぶん見違えるくらいになるんですね」
リーダー
「青々として…葉先がピーンっと
上に向かって伸びております」
内田さん
「遠くにはひまわりも咲いていいですね」
「お久しぶりで~す」
田植えに引き続き、
夏の重要な作業について、
北竜ひまわりライス生産組合の
副組合長を務める、
永井稔さんに教えて頂きます。
まずは、前回あぐりメンバーが手で植えた
稲の生育をチェック!
内田さん
「いや一安心ですね…
どうなっているかと思って」
森「私も心配でした!」
田んぼに“北竜ひまわりライス”の
ななつぼしが植えられた5月。
それから1ヶ月後の6月には、
茶色だった田んぼの色も少しずつ緑色に。
さらに2ヶ月後の7月には、
1本の稲がおよそ20本前後に増え、
膝丈ほどの長さに。
そして8月上旬、穂の部分に花を咲かせて
受粉すると、米ができていきます。
リーダー
「これは稲の花で、今は咲いていますが
1時間くらいでなくなっちゃうんです」
内田さん・森アナ「へええ」
リーダー「良い時に来たねえ」
森
「今回は夏に重要な作業があると
聞きましたが、どんな作業でしょうか?」
永井さん
「この時期は防除(ぼうじょ)という
作業があります」
防除とは田んぼを観察して
農薬を散布する作業で、
大きく二つの役割があります。
ひとつは、稲の天敵と言われる
害虫の発生を抑えること。
その害虫というのが…
永井さん
「カメムシですね。
アカヒゲホソミドリカスミカメ。
穂が出て実っていくんですけど
稲について美味しい汁をチューっと吸う!」
リーダー「ええええ」
永井さん
「それが斑点米というお米になっちゃう」
斑点米(はんてんまい)は、
害虫が吸った部分からカビが発生し、
黒く変色してしまった米で、
被害の大きさによっては、
米の等級を下げるだけではなく、
出荷もできない状態に…。
しかし、わずか1cmにも満たない害虫の発生を、
生産者は、どのように確認するのでしょうか?