あぐり王国 放送内容

2017ǯ0909土
夏の大切な作業“防除”とは?


リーダー
「親方3か月ぶりの田んぼです」

内田さん
「ずいぶん見違えるくらいになるんですね」





リーダー
「青々として…葉先がピーンっと
 上に向かって伸びております」

内田さん
「遠くにはひまわりも咲いていいですね」





「お久しぶりで~す」

田植えに引き続き、
夏の重要な作業について、
北竜ひまわりライス生産組合の
副組合長を務める、
永井稔さんに教えて頂きます。
まずは、前回あぐりメンバーが手で植えた
稲の生育をチェック!





永井さん
「皆さんが植えてくれた稲は
 すごく立派に育てっています。
 ここそうです!」



内田さん
「いや一安心ですね…
 どうなっているかと思って」

森「私も心配でした!」





田んぼに“北竜ひまわりライス”の
ななつぼしが植えられた5月。

それから1ヶ月後の6月には、
茶色だった田んぼの色も少しずつ緑色に。

さらに2ヶ月後の7月には、
1本の稲がおよそ20本前後に増え、
膝丈ほどの長さに。
そして8月上旬、穂の部分に花を咲かせて
受粉すると、米ができていきます。





リーダー
「これは稲の花で、今は咲いていますが
 1時間くらいでなくなっちゃうんです」

内田さん・森アナ「へええ」

リーダー「良い時に来たねえ」






「今回は夏に重要な作業があると
 聞きましたが、どんな作業でしょうか?」

永井さん
「この時期は防除(ぼうじょ)という
 作業があります」





防除とは田んぼを観察して
農薬を散布する作業で、
大きく二つの役割があります。
ひとつは、稲の天敵と言われる
害虫の発生を抑えること。
その害虫というのが…

永井さん
「カメムシですね。
 アカヒゲホソミドリカスミカメ。
 穂が出て実っていくんですけど
 稲について美味しい汁をチューっと吸う!」

リーダー「ええええ」





永井さん
「それが斑点米というお米になっちゃう」

斑点米(はんてんまい)は、
害虫が吸った部分からカビが発生し、
黒く変色してしまった米で、
被害の大きさによっては、
米の等級を下げるだけではなく、
出荷もできない状態に…。

しかし、わずか1cmにも満たない害虫の発生を、
生産者は、どのように確認するのでしょうか?




(C)HBC