あぐり王国 放送内容

2017ǯ1104土
長く育てて美味しくするよ



「サツマイモって北海道のイメージが
 あまりないですよね」

山内さん
「そうですよね。僕たちも最初は北海道では
 とれないイメージがありましたけど
 最近は北海道の気候も暖かくなってきたので
 できるかも?と思ったのがきっかけです」





山内さん
「今では約10名の生産者
 年間約40トンを生産しています」

リーダー「40トンも作っているんですか!」






「見た目的には立派ですけど
 味では九州に及ばないということは…?

リーダー「味ね!味大事ですよ」

山内さん
「そこに関しては…
 北海道にも負けない自信があります!」

あぐり一行「??」





リーダー
「いや山内さん!
 北海道にも負けないじゃダメだ。
 今、大事な所ですよ。山内さん!」

山内さん
本州にも負けない自信はある!」

リーダー「そうそう!」





実際にサツマイモの主な産地をみると、
鹿児島、茨城、千葉、宮崎、徳島と、
暖かい地域ばかり。
石狩をはじめ、北海道でも生産が可能とはいえ、
一体どのように栽培されているのでしょうか?



森「栽培スケジュールです」

山内さん
「5月下旬から土作りとして
 “畝作り”と“マルチ敷き”」

リーダー「結構ゆっくりな感じですかね」

山内さん
ある程度の地温がないと育たないので」

リーダー
「そうか。暖かくなってからですね」

森「6月に入ると定植ですね」

山内さん
「イモと違って、種イモじゃなくて
 サツマイモの苗を植えます。
 このように斜めに指すと、
 節(フシ)の辺りから根が出てくるので
 そこから成長していくんです」

ミキ「おいしそ~う!!」

リーダー
「ミキはサツマイモが好きでしょうがない。 
 絵でもいい!」





もともと水はけが良い砂地を好むサツマイモは、
石狩の土壌に適した作物であり、
熱しやすく冷めやすい砂地が生む寒暖差が、
甘みにも繋がっているのだとか。
しかし、道外の産地と石狩では、
その栽培日数に大きな違いが…!




「10月ようやく収穫を迎えました。
 収穫をする時の目安とかは?」

山内さん
「移植してからの積算温度
 約2500℃越えた辺りが収穫の目安です」

リーダー
「積算温度で数えるんですね
 毎日の気温を足していって…
 2500℃になったら収穫。
 石狩の人は暗算が得意なんですね~」





例えば昨年の場合、定植した日を6月1日とすると、
積算温度が2500℃に達する日数は、
主産地の鹿児島で90日
石狩では139日と、
収穫までに50日ほどの差が出てくるんです。



さらに、気温が13℃以下になると生育が劣り、
霜にも弱い作物のため、北海道で栽培するには、
この定植と収穫時期の気温に、
気を使わなければいけないんです。





「積算温度が約2500℃になるまで
 待たないといけないけれど
 でも待ちすぎてしまうと
 霜が降りてきたり気温が低くなったり
 見極めが結構大変なんですね」

リーダー
「早く植えようぞって4月から植えても
 ダメなんですよね?」

山内さん「ダメですね…」




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