森
「チーズ作りは分かりますが
何でブルーチーズ専門なんですか?」
伊勢さん
「チーズをつくり始める時に
江丹別の土地に一番合った
チーズを作りたいと思ったんです」
伊勢さん
「江丹別と気候が一番似ている所を探したら
フランスにオーヴェルニュという地方があり
そこの気候が江丹別とそっくりだった」
リーダー
「夏はあつーく、冬はさむーい!」
伊勢さん
「ハッキリした内陸性の気候。
そこで名産だったのが
ブルーチーズだったんですよ!」
伊勢さん
「それでブルーチーズを作ろう!と…」
リーダー
「自分で探して決めた?」
伊勢さん「そうですね!」
リーダー「夏休みの自由研究みたいだよね」
羊の生乳を使う、
ロックフォールを参考にして作られたのが、
フランス・オーベルニュ地方の
ブルーチーズ「ブルー・ド・ベルニュ」。
こちらには、牛の生乳が使われていて、
気候も江丹別に似ていたことから、
伊勢さんは、オーベルニュで
ブルーチーズづくりの基礎を学んだんだって。
どんなブルーチーズをつくっているのか、
気になるな~~
森
「この牧場でとれた生乳がチーズになる?」
伊勢さん
「毎朝毎晩、生乳を搾ってチーズにしています」
リーダー
「十勝などで見る牧場の風景とは
ちょっと違う」
ヨシキ「牛の色が違う?」
伊勢さん
「明るい茶色がジャージーで
濃い茶色がブラウンスイスです」
リーダー
「よく見る黒と白の牛は何というか知ってる?」
あぐりっこ「…?」
リーダー
「ホル…なんちゃら。
ホルス…なんちゃら。
ホルスタ…なんちゃら。
ホルスタイ…なんちゃら」
森
「リーダー!知らないです。この子たち!」
伊勢ファームでは、
3種類の乳牛を飼育しています。
チーズには、乳量が多いホルスタインの生乳と、
乳量は少ないものの、乳脂肪分が高く、
チーズづくりに適したブラウンスイスの
生乳を混ぜて使っています。
このように、しぼりたての新鮮な生乳を
すぐに使える環境で、
ブルーチーズづくりが行われているんです。
リーダー
「実はこの子たちはブルーチーズを
食べられていないんですが…
大丈夫でしょうか?」
伊勢さん
「おいしいブルーチーズは
本当に食べやすくて
しっかりと味があるけれど
抵抗なく食べられます」